今日の東京新聞.朝刊はさすがと思わせてくれた
読みがいのある紙面作りでした。
中でも良かったのが1面トップの「なかにし礼」さんの
本部副本部長)のインタヴュー記事
たいところですが、長くなるので、私が気にいった
部分だけ抜粋してみましたのでご覧あれ。
☆なかにし礼さんの思い
・「戦時は国家の正義という論理で個人が抹殺
される」と強調。戦争の犠牲から生まれた憲法
を「最高の芸術作品。その理想はまだ実現
されていない」と語った。
早く国民を捨てる光景」を目のあたりにした。
・憲法について「奇跡的な、最高の芸術作品。
戦後日本の、世界に向けた再出発の宣誓書だ」
と表現した。
・「軍国主義がどれだけの人を苦しませたか。
愚かな戦争でどれだけの若者が無駄死にし、
飢え死にしたか。過去を忘れるのが早すぎる。」
と嘆く。
・そして「日本の理想はまだ実現されていない。
この憲法のもとにこれから実現するべきだ」
と訴えた。
☆伊藤真弁護士インタビュー
Q;憲法が全編を通して訴えているものとは?
A:憲法は、戦争の加害と被害の歴史を踏まえ、
「二度と政府に戦争をさせない」という明確な
意思をもって規定された。戦争を二度としない
国にすること、違いを認め合って一人一人を
尊重する社会を築くことの二点が大きな特徴だ」
Q:12条では国民にも、自由と権利を守る「不断
の努力」を.求めている。
A:戦争をしない国と個人を尊重できる社会の
実現を、だれかに任せるのでなく、国民一人
一人の主体的な託しているのも、最も大切な
ポイントだ。
改憲を提案している。
A:不必要どころか有害.だ。集団的自衛権を
してしまおう.ということだ。
Q:安倍首相は国会による改憲発議を狙っている。
私たちは今、なにをすべきか?
A:憲法と無関係で生きられる人はいない。
新しい条文が本当に必要なのか。何が変わる
のか、想像力.をはたかせて欲しい。まずは
憲法をもっと知って欲しい。
を使ってるのが腑に落ちない。やはり「敗戦の日」
として無謀な戦争だったことを国民全体が不戦の
誓い」を新たに胸に刻む日にするべきだと毎年思って
ます。
終戦を使うのは策士が考え出したことに戦後メデイア
が悪ノリしただけで、本来ポツダム宣言の受諾を
天皇はラジオで発表したので「敗戦を受諾」したん
ですよ。
先の大戦の「総括」を戦後の日本の政権がしてこ
なかったことは「現在社会」の暗部だと思ってます。
なぜって「敗戦の日」とすると、誰が無謀な戦争を
始めてしまったたのか、なぜ長びかせたのか?
「天皇陛下ばんざい!」と叫びながら玉砕した兵士、
戦争責任を追及したら、まちがいなく昭和天皇が
最高の戦争責任者であることが白日の下にさらされ
歴史家にとってもその責任を追及せざるをえなく
なるので策士が「敗戦」を「終戦」に.いいかえて
天皇の戦争責任を「あいまい」にしたんだと思って
ます。
ですから、先の戦争の「総括」はほぼされないまま
だと思ってますよ。