夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

関西電力「大飯原発3号機」狂気の沙汰の再稼働

関西電力は14日、4年半の間停止していた大飯原発
3号機を再稼働させ、16日に発送電がはじまり、
4月上旬に営業運転に入る予定です。。

新規制基準下で4原発6基目で、約13Km西には
関電髙浜3,4号機が再稼働しており、大飯と髙浜で
同時に事故が起きた時の避難計画も策定されて
いない中での再稼働です。

私に言わせればまさに「今だけ、カネだけ、自分だけ」の極致の狂気の沙汰ですよ!

人間の寿命は,たかだか70年から100年ですから
代が変わるたびに過去の記憶・記録を軽視
するか無視してしまうんですね。

要するに、先人が後世の人のためにせっかく
残してくれた教えや経験談,遺跡に学ぼうと
しません。戦争しかり、自然災害しかりです。

中部・北陸も過去何回も大地震に襲われてるので
ちょっと調べてみました。

  ・745年(天平17年4月27日)  天平地震
     奈良時代美濃国を中心に三日三晩
     続いたという記録がある大地震

  ・1586年(天正13年11月29日) 天正地震
     戦国時代末期に若狭湾から三河湾に及ぶ
     歴史上例の無い大地震若狭湾、伊勢湾に
     津波が襲来した記録(兼見卿記、フロイス
     日本記)が残る。
     さらに2015年5月福井大学山本博文教授
     は大飯郡高浜町薗部から500mの水田で
     14世紀から16世紀の津波跡を発見と発表

  ・1891年 濃尾地震(明治24年10月28日)
     濃尾地方で発生した史上最大の内陸地殻
     内地震で「根尾谷断層帯」活動した陸域で
     発生した地震としては観測史上最大の
     直下型地震
     愛知県から岐阜県福井県を貫く広い範囲
    で震度6相当(地震学者 大森房吉)
    大飯郡高浜町は「震度 強(現在の4~5相当)」

  ・1948年  福井大地震(昭和23年6月28日)
     戦後復興間もない福井市を直撃した都市
     直下型地震。規模はM7.1
          現在でも東日本大震災阪神・淡路大震災
    に次ぐ戦後3番目の規模の震災。

  ・1961年 北美濃地震 M7.0

    ・1969年 岐阜県中部地震  M6.6

  ・1984年 長野県西部地震  M6.8

中部・北陸地域はいくつもの活断層が集中しており、
その地域にある福井県原発も集中する「原発銀座」
とも呼ばれています。いつ、大地震があってもおかしく
ない地域でありますぞ!!!

本来「北陸電力」のテリトリーなのに、福一と同じように
関西電力は北陸の原発で発電したものを関西地域
で消費してます。

よくもまあ、こんなに大地震が発生し大きな被害を
被った歴史がある地域に原発を作ったもんだと、
今更ながらあきれてますよ。

なにかあれば「完全に人災」ですから、知事・町長
はじめ再稼働を容認した住民を支援・救援する気
には、どうしてもなれません。

      ☆動画  大飯原発3号機再稼働  0.51



      ☆動画   福井大地震 1948.6.28 17:14発生
                      17:10