夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

政権交代への第一歩

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志位・山本党首会談(2019.9.12 国会内にて)

昨日、日本共産党の志位委員長とれいわ新選組の山本代表が国会内で会談し、「野党連合政権」に向けた話し合いを行い、以下の3点で合意しました。

  ①.先の参院選で「市民連合」が4野党・1会派に要望し、野党が受け入れ

   各党・会派の代表5人が署名、捺印をした13項目を土台にした「野党

   連合政権」を作るために協力する。

  ②安倍政権が進める9条改憲に反対する。

  ③消費税について

    ・10%増税の中止を最後まで求める

    ・消費税廃止を目標とする。

    ・廃止に向かう道筋、財源などについて協議していく。

    ・消費税問題での野党共闘の発展.のために努力する。

共産党の志位代表は、ひところ「国民連合政権構想]を提起しましたが、他の野党が共産党にリードされるのを嫌ったのか、具体化しませんでした。

 立憲民主、国民民主も安倍政権の問題の批判ばかりしていても、数を持ってる安倍政権に無視されるだけになり、「政権構想」を明らかにして政権が変わればこうなるという具体的な「政策」を示さなければ、国民の大多数の支持は得られないとやっと気がついたようで、枝野代表も玉木代表も「政権構想」を真剣に.検討を始めるやのコメントを出すようになりました。

 今度の場合は共産党だけの.提起ではなく今一番勢いのある「れいわ」も入っての提起ですから、立民、国民、社民もメンツを捨てて「野党間」の話し合いのテーブルについて欲しいと強く思ってます。

 

 私が世話人を務める「いいなイエロー市民の会@はだの」は ①安保関連法制(=戦争法)の廃止 ②憲法を暮らしに生かす活動 ③立憲主義と民主主義を大切にする社会 ④原発はすぐ廃炉自然エネルギー化を推進 ⑤「核兵器禁止条約」の日本政府の署名と批准、という5つの基本的な思いを政治に反映させるための具体的な行動目標として ①選挙投票率の改善 ②「野党は共闘」して「統一候補の擁立」を挙げていますが、正直なところ「投票率向上」は市民運動レベルでは「限界」があると感じています。

たとえば秦野市においての有権者は約13万人ですが、投票率40%として、約52,000人の人が投票所に足を運んでいないワケです。政治に感心がない、誰がやっても変わらない、まあまあ現状の暮らしに満足してる、投票日に用事がある(特に若者は遊び優先)、病気だ、天気が悪い、誰に投票していいか分からい、投票したい候補者がいいない等々の棄権理由があるので、たかだか数十人の市民がそれぞれの棄権理由を聞いて投票を呼びかけることには物理的にムリがあるんですね。それでも街頭に立って「棄権は危険」との訴えは続けますけど・・・

 

投票率を挙げるのは ①小学時代から選挙の大切さを繰り返し教育する。②投票を義務化し、投票した人にはインセンティブを与え、行かない人には「軽いペナルティ」を課す。なども必要かも知れません。

 何よりも必要なのは対立する政権構想を国民に提示し、政権が変わった場合の期待感を持たせ、国民自らの意思で投票所に足を運び選んでもらうしかないと考えています。その場合山本太郎代表を総理大臣に据える位の思い切った構想にしないとインパクトがないので成功しないと思ってます。

 

現実に、「国民の生活が第一」「コンクリートから人へ」「新しい公共」などのスローガンと具体的な公約を盛り込んだ、素晴らしい{マニフェスト」(政権構想)を提示して民主党政権交代を成し遂げた時の、衆院17区(秦野市小田原市南足柄市足柄上郡足柄下郡の8つの町)でも69%台の投票率を記録した実績があるのですから。

 民主党政権交代時に短期間で公約のいくつかの実績を上げ発足当時の鳩山・小澤体制は素晴らしかったのですが、結局米隷属で保身優先の一部の官僚に足を掬われ菅・野田首相になってから第二自民党化し、野田首相が消費税問題で自民党に政権を譲ったような形になりいまだに不信感を持たれていますが、戦争出来る道に一直線で、ウソ、はぐらかし、ねつ造、隠蔽、米国隷属の現在の安倍政権のほうが、よっぽどひどい政権だと思います。

 ただ、立民、国民の支持基盤である御用組合連合である「連合」がガンになっていて「野党連合政権構想」にあまり乗り気ではないようなのが、今後の展開のブレーキになるのではないかと気をもんでます。

 

 ☆動画 日本共産党・れいわ新選組 党首共同記者会見  31.01

                https://www.youtube.com/watch?v=SLelb2B58I8