秦野・平和都市宣言につどう会という市民団体と秦野市が共催して
年に1回無料の映画上映会が開かれています。現在市民グループで
来年度の上映作品検討中で候補作品がいくつかあり、スタッフ間で
順送りにして試写用DVD.を鑑賞してるのですが、そのうちの1本
2015年度の東宝作品「杉原千畝(スギハラチウネ)」(139分)が
次の人に廻すのに1日余裕があるからということで女性スタッフの
Uさんが声をかけてくれたので、本日の午後から鑑賞しました。
監督:チェリン・グラック 主演:唐沢寿明、小雪でポーランドに2か月
ロケを敢行した作品です。
内容は第2次世界大戦中,新設されたリトアニア・カウナス領事官で
ナチスによる迫害から逃れるユダヤ人のために、独断で日本通過の
ヴィザを発行して、6000人余りのユダヤ人を救った実在の外交菅
「杉原千畝」の半生を描いたものです。全編のほぼ90%近くが外国語
ですので、セリフはほとんど「字幕」で理解するようになってます。
また杉原千畝は堪能な語学力を駆使して赴任した各国で情報収集能力を
発揮し、貴重な情報を集めて日本に送り続けた「インテリジェンス・
オフィサー=諜報外交菅」であった一面も描いています。
印象に残るセリフがありました。
ひとつは妻幸子が千畝に寄り添い言った言葉「肌の色も、目の色も、使う
言葉もそれぞれ違うけど、「こころ」はみんな一緒なのにね」
ひとつは千畝が現地スタッフから「そんなにヴィザを発行して
大丈夫なのか?」と言われた時の千畝の言葉「外務省の許可はとれて
いないが、禁止されてるわけでもないのでね」
映画の最後にこの時生き延びた人の子孫が現在4万人を超えてるとの
テロップが出て、杉原の決断の素晴らしさが数字で確認できました。
この映画の上映会が先月20日に厚木であったのですが、私は地元の
会重なり参加できなかったので、なんか得したような気分です。
はだのの上映会作品は他の候補作品か選んで欲しいと勝手なことを
願ってます。
☆動画 映画「杉原千畝」予告編 1:35
https://www.youtube.com/watch?v=U6_opWPjauw