長周新聞(下関で週3回発行してる地方紙)に、
鈴木宣弘東京大学教授の記事が掲載され、
その内容がネットで紹介されており、私も
激しく同意したので、一部を抜粋して紹介
させてもらいました。
★(ここから抜粋)TPPには参加しない、
と言って参加し、重要五品目は除外、と
言って除外せず、日米FTAを避けるために
TPP11をやる、と言って日米FTA交渉をTAG
という捏造語で別物だと主張して開始し、
その場がしのげたら,誰もTAGという言葉
も使わなくなり、全てが虚偽だったことが
あとから判明しても誰も責任をとらない。
今回の日米協定では、自動車関税は撤廃が
約束されている、これ以上農業を譲らない、
牛肉のセーフガードは広げない、25%への
自動車関税引き上げは回避できた、など
など言っているが、これが違っていた、と
なったときに、キチンと罰せられるような
仕組みを作らないと、その場しのぎの
どんな虚偽もまかり通って、平然とさらに
悪い事態へ移行させられていくのを止め
られない。日本にとっては失うだけの
史上最悪の国際法違反協定を、世界に
恥をさらして非難されることは明白な中、
事実を捻じ曲げてまで、誰のためにここまで
しなくてはならなかったのか。
残念ながら、「今だけ,カネだけ、自分
だけ」は、日本の政治・行政・企業・組織
のリーダー層にかなり普遍的に当てはまる
ように思われる。国民、市民を犠牲にして
我が身を守るのがリーダーではない。
「わが身を犠牲にしても国民を守る」覚悟
を示すのがリーダーではないか。真に「国民
を、国を守る」ということはどういうこと
なのかが今こそ問われている。
鈴木教授のおっしゃる通りの今の世の中
ですが何を言っても「馬の耳に念仏」の
安倍首相にはムリですね。選挙で政権交代
させるしかありません。