安全対策が新規制基準に適合しているとする「審査書」を決定し
工場は正式に審査に適合しました。しかし適合後も詳細な工事計画の
審査などが続くため原燃が目指す2021年上半期の工場完成は困難で
稼働時期は見通せない状況です。
この工場は「核のゴミ」である「使用済み核燃料からプルトニウムと
ウランを取り出し燃料として再利用するという国策「核燃料サイクル」の
中核として、すでに14兆円もの巨費を投じて建設しているのですが、
失敗やトラブルを何度も繰り返し、工場完成を24回も延期している曰くつき
の案件です。そのうえ再処理後に造るMOX燃料を使うハズだった高速増殖炉
「もんじゅ」(福井県)が廃炉になり存在意義を失っています。通常の原発で
MOX燃料を使う「プルサーマル発電」も増える見込みもないため、再処理の
需要はないといって言い状態です。また、六ケ所村再処理工場は全国の原発
から出た使用済み核燃料の保管場所になっているのですが、貯蔵プールは
ほぼ満杯になっています。各原発のプールに「空き」がなくなれば、それ以上は
稼働が出来なくなるので電力会社に.とっては死活問題なので、なんとか六か所村
の工場を完成させ「貯蔵プールの空き」を確保させるよう圧力をかけるでしょう。
一旦、始めてしまい巨額の投資をしてしまった事業を止める決断は国のトップ
にしかできません。現在に自公政権での決断はムリでしょう。政権を交代して
新たなトップが事業廃止を決断し、前政権の「責任」を追及するしか方法は
ありません。こんなムダでしかない事業をずるずる続けさせるワケには行きません。
次の世代に問題が起きた時には、「この問題の責任者」はとっくの昔に
あの世でのうのうとしておりますぜ・・・
☆動画 六ケ所村のNEWS 1:25
https://www.youtube.com/watch?v=CV1gXXq6Gjw
☆動画 六ケ所村「使用済核燃料」問題 11:02
https://www.youtube.com/watch?v=3PvE9rRTvDw