夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

リモート講演「731部隊と人権ー裁判から考える」鑑賞会に参加

本日18:30~20:30にかけ、「731ネットワーク」が

主催し、人権派の「南典男」弁護士が.講師の

731部隊の人権―裁判から考える」という演題の

リモート講演があり、同じ鶴巻温泉在住.の桜美林大学

教授で本国の吉林大学大学院教授でもある李さん(女性)

が申し込みをしたので,観にこないかと誘われていたので

参加してきました。参加者は李さんを含めて8人(男性5人、

女性3人~男性1人はリモート参加)でした。

731部隊は聞くに耐えないもひどい研をし、そのため

捕虜や囚人や現地人を「まるた」と呼び、女性や子ども

まで含み全部で3,000人に及ぶといわれる人を、生体解剖、

毒ガス実験、凍傷実験により殺したとされて.います。

戦争というのはなんておぞましいものなんでしょうか!

日本版ホロコーストじゃないですか!

戦争は、学術者までも狂人に変えてしまいます。

日本政府もその被害者家族になんの補償もして

いないとか。しかも驚くことにこの戦争犯罪

対し、米国との取引で告訴もされなかったとの

説明に対し疑問があったので、質問時間に

チャットで「どんな取引をしたのか?」と

質問したら、講師の南弁護士がなにかムニャ

ムニャ説明してくれましたが、よく理解でき

なかったので帰宅してから.調べてみました。

731部隊の指揮官である石井四郎は「細菌戦エキス

パートとして米軍に雇ってもらいたい」と米軍

に懇願し、その後のソ連による石井の尋問は失敗

に終わり、戦犯から逃れようとする石井ら731部隊

幹部とソ連にいかなる情報も与えまいとする

アメリカ側の.利害関係は見事に一致したので、

「鎌倉会議」で9カ条の密約が結ばれたのです。

①この秘密調査報告書の閲覧はフエル博士マック

 ェール中佐、及び吉橋通訳とGHQアメリカ人.、

 そして、石井と約20名の研究者のみに限定される。

②日本人研究者は戦犯の訴追から絶対的な保護を

 受けることになる

③報告はロシア人に対しては全く秘密にされ、アメリ

 人のみに提供される。

ソ連の訴追及びそのような(戦犯を問う)行動に

 対しては、絶対的な保護を受けるものである

⑤報告書は一般に公開されない

⑥研究者はアメリカ合衆国の保護下にあるという事実が

 明らかにされないよう注意が.払われる

⑦主要な研究者は.米国に行くことを許可される

⑧細菌戦実験室で作られ、必要な経費が支給される

 しかし、アメリカ人実験室長の下の行われる日本人

 研究者との.共同研究は更に.考慮される。研究に基づく

 特別実験が予定される

アメリカ人だけによる全面的な共同研究は、

 日本の問題に良い影響を与える。アメリカ人と

 これらの条件を決定するにあたり、⑧以外は

 全てアメリカ人の一般的意図に基づく。

この密約を読んで、何千人.も殺しておきながら

テメエだけは責任とらずに助けてくれとは.、オトコの

風上にも.おけねえヤロー.だ、日本人の恥だ.~と心の中で

叫んでしまいました。人を助ける医者が生体実験までして

 人殺しの研究に没頭したことによって得た知見

(研究費の予算は国庫(税金)から出た)のに、

助命の取引材料として敵国に売ってしまうという

罪。その結果、戦犯に問われることなく1959年

(昭和34年~戦後14年間)まで.生き続けました。

☆動画   731部隊 石井四郎の罪と罰

https://www.youtube.com/watch?v=Po45fy3K-CI