本日、緑の党グリーンズ.ジャパン神奈川県委員会の有志13人が参加して
神奈川県県最西部の「山北町」(人口9,553人、森林面積99%)の森林保全
の状況などの視察会に快晴のもと参加してきました。
まずJR御殿場線「山北駅」に10時に集合し、貸切った7人乗りワゴンタクシー
2台に分乗して2012年に廃校となった元共和小学校を改装した「町営共和
のもりセンター」を訪問。ここで町役場の稲葉農林課長と本日のメイン
の世話人富田陽子町会議員から、山北町の概要のレクチャーを受けました。
山北町共和村はピーク時の人口が約700人だったのが現在は190人弱になって
しまって限界集落一歩手前の状況だそうです。色々と対策を考えて実施してる
施策をききましたが、その企画を考え.孤軍奮闘してるのが今年36歳で2歳
の男の子を子育て中のヤングママの「富田陽子」さんです。
彼女は東京出身で中学時代から「森」が好きで木に携わる仕事をしたい
と山形大学農学部を卒業し三重県の林業事業者で5年事務を努め、その後
オーストラリアのキュランダ村で熱帯雨林再生グループの活動に半年参加。
帰国後平塚市で障害者就労支援をしていたところ上司の紹介で山北町
共和地区のもりづくりを知り、移住を決意して現在6年目になるという
カッコいい「山ガール」または「林業女子」といった若いのに、大変
しっかりした考えと理想に向かって努力してる魅力いっぱいのママさん
でした。彼女は昨年から「山北町」の町議会議員(定員14人、内女性議員は
4名ですが他の3人はベテラン)としても活躍してるそうです。
彼女のような人に衆議院17区に立候補してもらいたいと思いました。
レクチャー終了後,校庭(現在駐車場)の一角で「竹箸づくり」に全員が挑戦、
お弁当用の「お箸」を昔の鉛筆を小刀で削ったことを思い出しながら作り
ました。このお箸がないと「お弁当」が食べられませんから・・・
そのあと記念の集合写真を撮り、歩ける距離にあった「足柄茶」の畑を見学しました。
ここから駐車場に戻り、山北町のハイキングコースである「大野山」(標高
723m)の.山頂に移動しお弁当タイムです。山頂まで400mのところまで「車」
でいけるので山頂は家族連れも含め多くのハイカーが絶好の天気のなかで絶景
を目の前にしてくつろいでいました。しかし、本来なら富士山が雄大な姿を
見せるのですが、あいにく富士山付近だけに雲がかかり見ることはできません
でしたが、丹沢湖はふもとですからくっきりと見えました。ここで富田嬢との
2ショットも撮ってもらいました。彼女の全身が取れていないのですが、足には
「地下足袋」に作業ズボン、独特の帽子と.いう「山の作業者スタイル」で、
それがとても似合ってました。
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10:00から16:30まで山と森の空気を吸い、解散の時には富田さんの
ご主人が山北駅まで自家農産物の「かりん」「柿」「みかん」のお土産を
もってきてくれたのでありがたくいただき、後刻.、富田議員が立ち上げた
NPO法人に参加者から.「カンパ」を贈ることを決め家路につきました。