夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

伊勢原市政出前ミーティング~伊勢原市の農業・林業、種苗法について~に参加

「タネと水を守る県央市民の会」のメンバー伊勢原市

のKさんに誘われたので、本日15:00~17:00

までいせはら市民活動サポートセンターで開催された

「市政出前ミーティング」と称する伊勢原市

「農業」「林業種苗法」について、伊勢原市

経済環境部農業振興課の市職員がそれぞれの現状、

問題点、現在の取り組みと将来の課題等について

パワポを使ってレクチャーしてくれた勉強会でした。

参加者14人に対し市職員は課長を含め8人が

レクチャーしてくれましたので、市側もけっこう

力をいれているイベントであることを感じさせて

くれました。

 

伊勢原市の農業と林業は、それぞれ日本全体の

問題が伊勢原市に「縮図」になって表れている

ようで、将来に不安を残す状態であることがよく

わかりました。

農業の総農家数は1985年(昭60)1843軒が

2020年(令和2)には984軒に減少

(△859軒)、農業従事者は2015年1634人が

2020年では1177人と457人減少。耕地面積

は1985年(昭60)1186haであったものが2020年には572haになり614haも減ってしまいました。

(参考1haは100m×100mの広さ)すさまじい

減少ですよね。国の補助金をベースに新規就農者への

手厚い支援策もあるようなんですが、昨年度を見て

何人の新規就農者が実際にいたのかが知りたい

ところです。

 

どなたかが「国の基本は農業、なぜ若い人の就農に

トライする人が少ないのか。それは結局農業では

食えないからだ。とにかく農業で食えるように

しないと、後継者が出ず、農業は衰退するばかりで、

このまま放置したら、日本がダメになる」と力説

していましたが、私も全く同感です。

 

フランスのように「農家は国家公務員」の位置づけに

して、国家で所得補償する制度にして若者に魅力的な

仕事に政策変更をしないと、孫たちの時代の食料事情

を想像しただけで恐ろしくなります。新規就農者を

公務員として受け入れ年間450万円位の所得補償

をする政策をどこかの地域でテストしてもらいたい

と改めて思った勉強会でした。

 

ただ、説明者の声が小さい人がほとんどで大変

聞こえにくく、そのうえ後方の席の男女がなに

やら説明の間中、ごそごそ「私語」していたので

不愉快な勉強会になってしまったことが残念でした。

(画像を撮り忘れました)