をいつの頃か東京では右側、関西では左側を空けているように
なっていました。多分急ぐ人のためにというヘンな理由と
思います。昔から私はこれはおかしいと思っていました。
そもそもエスカレーターは階段を歩かなくていいように設置
されているものです。ですから急ぐ人は従来からある階段を
利用すれば済むのにです。駅のエスカレーターで特に感じていた
のですが、右側を空けるために利用者が長い左側1列になって
並んでいる状態に良く遭遇していました。これを右側空けずに
2人が横並びすれば「輸送能力は倍増」するのですから、列の
長さも半分になるわけで、それだけ早く上階につけることになります。
エスカレーター上を歩く人と、そのままおとなしく乗っている人の
上階につく時間差は20秒も違わないでしょう。急いでいる人が
それだけ急がなくてはならない責任を持っているケースは100件に
1件くらいでしょう。それで今朝の新聞で埼玉県が「エスカレーター
上で歩かないよう」努力義務を課す条例を制定し10月1日から施行
去れることを伝えてました。違反者への罰則規定はないものの、
県は管理者に利用者への周知を要請するほか、県知事は管理者への
指導や助言、勧告が出来ることになりました。この条例が
「埼玉スタンダード」として全国に広がることを期待しています。
☆動画 埼玉県が「エスカレーター上で歩かないで条例を制定 1:04