夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

原発「武力攻撃」に対する、岸田首相の「大ウソ」

ウクライナに進攻したロシア軍が、あろうことか欧州最大の

原発を攻撃しました。果たして日本の原発はテロ防御、ミサイル

への防御は、大丈夫なのか。防御など不可能なんです。

原子力規制員会の更田委員長も元から設計条件にいれていないので

防御については考慮していないと国会で答弁しています。

 

海岸ぺりに54基を並べた日本は「自衛戦争」などできないのです。

したがって、米国からいくら最新鋭の武器を買わされても

使う機会などないのです。憲法九条が定めている「非武装」の国に

して、武器購入にかけるお金を福祉・教育・医療に回せば国民が安心

して公助のもとで暮らすことがげきるのですよ。実際にコスタリカという

國が実施しているのです。要は国のトップの決断次第なんですよ。

 

そういう背景のなかで岸田首相は原発に「専従警備隊」を配備することを

検討していることを14日の参議院予算委員会で答弁しました。どうも

2011年の3.11米の同時多発テロを契機に組織された福井県警が

24時間体制で県内の原発に配備している「原子力施設警備隊」をイメージ

しているらしいのですが、同警備隊の規模は100人の専従隊員がいて、

携行しているのは、サブマシンガン自動小銃、ライフル、爆発や銃弾に

対応できる車両を配備して、原発施設内で警備を担当しているそうです。

が、ウクライナで起きているのは戦車が走り、ミサイルが撃ち込まれる戦争

そのものですよ。それに対してこの程度の警察の配備が対策と言えるの

でしょうか。だからと言って防御兵器を全原発に備えたらおカネがいくら

あってもたりません。

 

いま、政府が考え、広く議論をしなくてはならないのは、、「原発がある

こと自体のリスク」ではないでしょうか。岸田首相の答弁を聞き、原発の保守

管理にも携わった元東電社員の蓮池透さんは「戦闘機やミサイルが飛んでくる

戦争で、警備隊の装備は丸腰に等しい。次元が全く違う話だ」「一刻も早く

燃料を取り出して『死んだ原発』にしなくてはならない」と語り、「政府の

やろうとしていることは、ピントがずれている」述べたそうです(3.16

東京新聞朝刊22面こちら特報部の囲み記事より)

 

岸田首相はウクライナな戦争をみて「こんな大ウソ」で国民を騙せるとでも

思っているのでしょういるのでしょうか!  国民をバカにするな!

議論の時期はとっくに過去の話です。いまや政府は「即刻原発ゼロ宣言」を

すべき時期です。機会を逃すなですよ、岸田首相!!!!!!

 

立憲民主の山崎誠議員と政府経済産業委員会との質疑をご覧ください。

全体で19:45のづがの、最初から14:00辺りまでが原発の武力攻撃に

対するやり取りです。

   https://www.youtube.com/watch?v=qo-3qs2Vkjw