食料は人類生存の基本です。食べ物が無ければ人間は長く生きられ
ないのは誰もがわかっていると思います。江戸時代は「鎖国政策」を
とっていたので、食料を含む見事な「循環社会」を構築して,
自給自足の社会体制がしかれていました。それなのに太平洋戦争敗戦
にともなう勝者米国の占領政策によって、米国の余剰生産物の処理場
と位置付けられた日本を、政府・官僚の見事な「売国政策」協力によって、
国家の基本である農業の切り捨て政策を進め、いまでは食料自給率が
カロリーベースでわずか37%という惨状を呈すほどになってしまいました。
その状況をベースに世界の食料事情が大きく変化したことを伝え、国の
農業政策と売国政策の実態をあきらかにし、日本国の「食料安全保障政策」が
破綻状態であることに「警告」を発し、自給率を挙げる政策に早く
切り替えることを提言する、鈴木東大教授の講演動画です。
現在ここまでの実感をお持ちの日本人は、まだまだ少でしょうけど、
この状態は「事実」なのです。この面からも日本は「日米安全保障条約」
を破棄して「米国の従属国」から離脱すべきだと思っています。
鈴木教授の話は「背筋が寒くなる」ほどの恐怖を感じますが、まずは
小中校の有機給食化を切り口に「子どもたち」の安全を守り、徐々に
自然栽培を増やし、新規農業就農者を呼び込み、栽培放棄地を再生して
農産物の増産体制に取り組めるよう、消費者から声を挙げていきましょう。
「タネと水を守る県央市民の会」の目的の一つです。
どうか約1時間の鈴木教授の講演をご覧になって、日本の食料問題の
現状認識をあらたにして下さい。
☆動画 鈴木宣弘東大教授 「食料安全保障シンポジウム in 茨城」59:15