夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

米「上院委」が、軍事支援強化や対中制裁盛り込む「台湾政策法案」を可決

憲法九条の会・はだのの男性スタッフNさんが、本日メールで

知らせてくれたニュースが気になりました。内容を下記します。

 

*米上院外交委員会は9月14日、台湾との関係強化や追加軍事支援を

 盛り込んだ「台湾政策法案」を賛成17票、反対5票で可決した。

 同法案は台湾の防衛強化に4年間で45億ドル(約6,400億円)

 を支援するほか、米国が「台湾市民の正統な代表」として台湾政府

 と関わると定めるとしたうえ、さらに台湾への敵対行動に関する中国の

 当局者や金融機関に制裁を科す権限を大統領に付与するとしました。

 

今後、同法案は上院本会議で審議されますが、バイデン政権の複数の

当局者は米国が堅持してきた「一つの中国」政策を一変させる恐れが

あると指摘しており、また台湾を巡る政策決定の主導権が大統領から議会

に移るとされていることも懸念しています。

 

この報を受けた中国は「一つの中国」という原則をなし崩しにし、台湾の

正式な国家承認を図る取り組みの一環とみて、中国国務院台湾事務弁公室の

朱鳳蓮報道官は記者団に対し、台湾政策法が成立すれば米中合意の「重大な

違反」だと述べたうえで、米議員に「分離主義」への支援を求めていると

して台湾政府を非難しました。

 

この法案が本会議で可決されれば、米国の従属政府である日本政府も「ハイ、

了解しました」として、日本政府の従来の基本姿勢である「一つの中国」政策

を見直す可能性が大きく「新たな火種」になることを、ひいては中国との緊張

関係が深化してしまうのではないかとの不安を持ちました。日本は

独自の「一つの中国」を堅持すべきと思っています。