本年度のノーベル賞の各賞受賞者が発表され出し昨日は北里大学栄誉教授の「北村智博士」が医学賞を
受賞し、本日は東京大学宇宙線研究所の「梶田隆章所長」の物理学賞受賞が発表され、テレビのニュースや
情報番組(ワイドショー)はこの話題で持ち切りで多くの時間を割いて報道してます。
このうえは昨年に続き平和賞にノミネートされてる「九条の会」にもノーベル賞を授けてくれないかな
と期待もしてしまいます。「九条の会」が平和賞受賞したらこれだけ騒いでくれるのかな?
このニュースは明るい話題ですし、受賞された二人はそれぞれ大変立派な業績を挙げられ人間的魅力にも
溢れたかたなんで、このことにチカラを入れた報道をするのはまあ理解できるんですが、そのニュースの
陰でニッポンの今後がひっくりかえるような特大ニュースが伝えられてました。
メデイアは本来コチラのニュースに多くの時間を割いて批判報道をすべきなのに、日本人が
ノーベル賞受賞という国民すべてが喜ぶ明るいニュースをこれ幸いと利用してTPPの大ニュースは
サラ~としか伝えませんでした。
そうです。 難航してたTPP交渉が「大筋合意!」したというビッグニュースです。
これから、ワタシもこの問題についていろいろ書いていくつもりなので、今日のところはサワリだけですが
TPPは日本の国富をアメリカに献上する不平等条約であり、日本の社会が根底から覆されてしまうんです。
詳しくは下記の動画でTPPに加入してはいけないことが、よくまとめられていますのでぜひご覧になって下さい。
ワタシがTPP加入で一番問題だと思ってるのが多くの「毒素条項」と呼ばれる中の二つの毒素です。
この毒素のおかげでTPPに加入したら最後「抜けられない」と云うことと、この条約が憲法の上位に
位置づけられしまうと云うことです。戦争法は成立してしまいましたが、日本国民が政権を交代させれば
日本人の意思で戦争法を廃止できますが、TPPで決められてることは日本人が変えることを決めても
もう変えられない恐ろしい条項です。
いまでもそうですが日本がアメリカの属国、植民地に完全になってしまうということなんです。
アメリカはそれが狙いです。ですからこれを進めた安倍政権ははっきり「売国政権」と言えます。
TPPの「毒素条項」は実はいろいろあるんですが、ワタシが特に問題にするのは下のふたつ・・・
☆投資家保護条項(ISD条項:InvestorーState Dispute Settlement)
日本に投資したアメリカ企業が、日本の政策変更により損害を被った場合に、世界銀行傘下の「国際
投資紛争仲裁センター」に提訴できるという条項。
国際投資紛争仲裁センターはアメリカがコントロールしているので、いままでアメリカ多国籍企業が
提訴した結果はすべてアメリカ企業が勝利し莫大な賠償金を得ている
☆ラチェット条項(Ratchet条項)
貿易などの条件を一旦合意したら、後でどのようなことが発生してもその条件は変更できないルール。
つまり、一度決めた開放水準は後で不都合・問題があったとしても逆戻りできないと云う恐怖の条項。
例えば、牛肉などの畜産物で狂牛病や遺伝子操作農産物で健康被害が発生したとしても、それをもって
輸入の禁止や交易条件、国内でアメリカ産のものの規制はできないということ。
健康や安全のためであっても、規制を緩和したらそれを元に戻して再規制することはできないと云う
バカげた条項
なにしろ徹底した秘密交渉で、情報は限られた人と600程度の多国籍企業にしか流されないし、条約成立後
も4年間は秘密を守る義務が課せられてますので、詳しい交渉経過と結果をメデイアもなかなか把握できない
状況は解ります。したがって戦時中の「大本営発表」とおなじく政府発表しかニュースソースが
ない現状なんですね。ですから日本が聖域をどこまで守れたのか、あるいはどこまで譲歩したのか、
そして上に書いた毒素条項にどこまで抵抗できたのかは不明でしし、これからも不明が続く状況でしょう。
アメリカのポチとなって飼い主さまのいう通りシッポをフリフリどこまでもついていく安倍政権が、
いままでのようにアメリカ言いなりの外交ではホイホイと従うばかりでいいように日本の国富を
かすめ取られるのは火を見るより明らかです。
ただ各国は成文化した後自国の議会で「批准」しなければ発効しません。
なんとしても日本議会がこの条約を「批准」しないように国民のみなさんに目覚めてもらって国会議員に
圧力をかけなきゃ大変なことになります。
とりあえず2本の動画で、TPP加入した場合の日本の問題点を復習しておきましょう。
☆動画 みんなでいっしょに考えよう JA制作 Q&A方式で理解しやすい動画です。15:07
https://www.youtube.com/watch?v=IrVpfMixi6s
☆動画 TPPで日本をぶっ潰せ!! 加入前にすでに問題になっていた点 9:15
https://www.youtube.com/watch?v=cNXEucYUFJ0
☆「自民党TPP反対の画像」で検索してみてください。面白いが画像が見れます。
これを指摘された安倍首相、きっと、こう言ってわけのわからないヘリクツをいうでしょう
反対は公約したけど「参加しない」とは公約してない!!