夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

元文科省事務次官「前川喜平」さん講演会

本日、茅ケ崎市役所分庁舎6階コミュニティールームで
茅ケ崎・革新懇の15周年記念企画として元文科省
次官の「前川喜平」さんの「個人の尊厳へ導く教育」
という演題の講演会に参加してきました。

13:30開場、14:00開演予定なので、私は13:35ころ
入場したんですが、今一番講演で集客力がある
講演者だけあってすでにほぼ満席という状況でし
たが、私はウンよく席を確保できました。(最終的
には立ち見の聴衆が40人くらい)

配布されたレジュメの項目は・・。
*個人の尊厳
 ・個人の尊厳と立憲主義
 ・日本国憲法第13条 
 ・個人の尊厳と憲法の3原則
*教育と憲法
 ・日本国憲法と1947年教育基本法
 ・2006年教育基本法の問題点
 ・「道徳の教科化」の問題点
 ・憲法的価値に根ざした市民教育
 ・人権教育・平和教育と学校の権力性
 ・主権者教育と高校生の政治活動
 ・主権者教育と教員の政治的中立性
*マイノリテイと教育
 ・略 (時間なくほとんど話せ無かったので)

1時間30分の講演と約20分の質疑の構成でした
が、要旨としては、教育は個人の尊厳を守る
ことを基本にすべき、憲法はそのためにあり
官僚は憲法によって憲法を尊重し擁護する義務を
課せられている。ただし現状の教育は必ずしも
そのようになっていない例えば産経新聞東京新聞
の両方を生徒に読ませて、生徒に話し合いをさせ
「自分はどう思う」ということを主張できるようにする
教育に変えるような自由さが現場に必要

質疑に興味があったので、覚えてることを・・・
Q1;平塚市では「銃剣道」の授業を始めてるが?
A1:j柔道、剣道はスポーツとして定着してるが、
 銃剣道はマイナー。何かの意図を感じる...
Q2:小学からの英語教育が取沙汰されてるが?
A2::語学教育を何歳から始めるのが適当かは
  いろいろな議論がある。ただ英語に限らず
  日本語以外の外国語のひとつは会話できる
  ようにするのが理想
Q3:教育予算が先進諸国に比べ少ないことへの
   思いは?
A3:義務教育予算はそれなりの確保できてる。
   高等教育については今年度から「給付型奨学金」   がスタートしたのは良い。ただ、大学により差別
   されてるのが問題。
:Q4:国益、中立をどう考えるか?
Q5:官僚の忖度についてのコメントは?
Q6:安倍首相が米大統領に忖度しているから官僚に
 忖度が伝播するのではないか?
A4,5,6答えにくい質問だ。官僚には3っつのタイプ
 ①世のため、人のため役に立とうと燃えてるタイプ
 ② 安定した生活で大過なく定年を迎えるタイプ
 ③権力志向タイプ
①もいるが②が最も多い③はそもそも文科省.には
入局してこない。

学校の中でこそ、自由に何でも言える学習環境が
大切で、それが出来るかどうかが教育の課題だ。

私は「忖度ファシズム」と呼んでいる。忖度はなにか
おかしいなと思いながら、それに慣れやがて
皆が一定方向を向いてしまい、そのことに疑問を
感じなくなるのが恐ろしい。

全般を通して、非常に善良なお役人だなという
好感を持ちました。

恐らくご本人の気持ちの中では道半ばでの退任
だったのでしょう。(文科省事務次官在任は1年間)

現在は夜間中学で教えてるそうですが(生徒の7割は外国人とのこと)ぜひ野党から立候補して教育行政
にメスを入れて欲しいと思いました。
果たして本人のその気があるかどうか?

立憲民主党から出馬すれば当選は固いと思えるん
ですけどね~~

   ☆画像  上から
      ・前川喜平さんの講演
      ・終了直後の会場
      ・前川さんのUP

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 ☆動画  前川さん他地区での講演ダイジェスト
     「これからの日本、これからの教育」 4:08