4年で達成するという財源根拠をいれたマニフェストを
掲げてましたが、結局3年半で自民党に政権を
譲ってしまいました。鳩山-小沢ラインの時は政権交代
を感じさせる政策を多く実践してくれたのですが、
米国に沖縄問題で鳩山さんが楯突き、小沢さん
ともども、米国に指示を受けたメデイアの大バッシングにあい潰された跡を継いだ菅、野田のふがいなさによって、国民に「政権交代はダメだ感!」を深く与えてしまい、いまだその後遺症から抜けられないでいます。
だけど、冷静に見るとマニフェストに掲げた基本政策
集権から、地域主導」「天下り、渡り、あっせんの
全面禁止」「国会議員の世襲禁止」「国家公務員の
総人件費2割削減」などの政策目標は良かったし、
それで民主党政権時代3年半の実績を調べて
みたら、すでに5年政権を獲ってる自公政権
に比べて多くの実績を残してたことが解りました。
実績を列挙してみますと・・・
①子ども手当を経て新児童手当の創設
②妊婦健診の公費負担継続、不妊治療の助成拡充
③出産一時金の引き上げ
④保育所等拡充、定員増を実現
⑤目が届く教育の実現に向け教育体制を充実
⑥小中学校の耐震化を加速
⑦高校実質無償化で中退者が減少
⑨児童扶養手当を父子家庭にも拡大
⑩診療報酬を2回プラス改定。十分な医療体制を整備
⑪大学授業料減免・奨学金制度の充実
⑫1300万人の年金記録を回復
⑬戸別所得補償制度の創設で農業を再生
⑭新たな雇用につながる法人税の特別税額控除創設
⑰パート、派遣等有期契約労働者の不安.除去法改正
⑱障害者虐待の防止、早期発見へ国や国民の責務
を定める
⑲無年金、無収入を無くすため高齢者雇用安定法
改正
⑳国家公務員の人件費、約1割カットを実現
㉒中小企業の資金繰り支援のため補正予算で継続..
的に対処
㉓中小企業の法人税引き下げ
このほか「高速道路無償化トライ」とか「米国からの
年次要求書の廃止」とか「米国との核密約の公表」
とか、まだまだありますが、総じて「弱いものの」
ための政策実施がキャッチフレーズの「国民の
生活が第一」に合致していたんではないでしょうか。
しかし、せっかく民主党が実施できた政策も
自民政権によって「バラマキ」の声の下、削減されたり
廃止され、「お金持ち」「大企業」「米国武器購入」
「外遊おみやげ」にばらまかれており、5年間も
政権を獲ってるのに、戦争出来る国にまっしぐらで
私たち庶民に対する政策を一つも、なんにも実施して
ません。アベノミクスの「トリクルダウン」はいったい
どこにいってしまったの?来年は消費税が10%になり
その次は五輪、パラ輪のたかだか1~2ケ月のため
に膨大なカネをかけた反動で不景気になることが
予想されてます。
振り返ってみると、当時の初期の民主党は
現在の自民政権のワルサ加減に比べれば
よっぽどマシだったんだと思われてなりません。
野党さんよ。やっぱり政権交代は必要ですよ。
小さなことで意地とメンツを張り合ってないで、
連合政府による政権構想をまとめて、再度政権交代
にチャレンジしなきゃ・・・
いつまでも野党に甘んじるなよって、いろいろ問題
適した制度でっせ!!!