夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

映画「おかあさんの木」

本日は、厚木九条の会が主催して厚木市文化
会館小ホールで開催された映画「おかあさん
の木」を観てきました。

7人の男の子を持つおかあさんが、お国の
ためと赤紙1枚で軍隊に召集され、出征のたびに
1本ずつ「桐」の苗木を植え、その木に子供の名前を
つけ話しかけて無事を祈りますが、結局、次々と戦死の報告が届き全員が戦争の犠牲になるという切ない
物語です。

実際には5男が生き延び、終戦後しばらくたって故郷への復員を果たすのですが、おかあさんは5男の桐の木の根元で息絶えていたんです。

映画は戦時中の田舎の日常を淡々と描きながら
主演の鈴木京香さんの好演も相まって、戦争という
不条理とその運命を受け入れながらも、子をもつ
母親の深い悲しみを描くことで、私たちに戦争の持つ
恐ろしさを考えさせてくれます。

2015年6月に「戦後70年記念作品」として劇場公開
されました。

日本中が狂ってしまうということが現実にあったと
いう歴史を忘れては絶対にいけないと改めて思い
ました。

いままた、その足音が近づいてきてますから・・・

☆動画 「おかあさんの木」予告編      1:18
https://www.youtube.com/watch?v=snvD1gdEdec