本日は「敗戦の日」から70年・・・
我が街 秦野市は「平和都市宣言」をしているので毎年この日は市の「市民自治振興課」が主催して
「秦野市平和のつどい」といういくつかのイベントが行われます。
今回は 映画上映 {アオギリにたくして」
被曝アオギリ二世植樹広島市から寄贈) & 被曝クスノキ植樹(長崎市から寄贈)
平和パネル展
戦争体験者のお話を聞く会
ピースキャンドルナイト
つどいコンサート でした。
キャンドルナイトとコンサートは夜のイベントなので、その前4つのイベントに行ってきました。
まずは2013年に製作・公開されたというまだ新しい映画「アオギリにたくして」の鑑賞(120分)
この映画は広島の平和記念公園内の「被曝アオギリ」の下で被曝体験を語っていた語り部 故・沼田鈴子さんを
モデルにしたドラマ。
この鈴子さん原爆で被爆したうえ、被災時の怪我で片足を麻酔なしノコギリで切断するというとんでもない
体験をしたうえ、そんな彼女を愛してくれ婚約までした青年がいたのに青年の実家が結婚に大反対したため
鉄道自殺するという悲劇にあい、失意のなかアオギリの木のしたで、平和公園を訪れる高校生たちに
被曝体験を語ることに生きる意味を見出すといった物語のハズ。
と、云うのは最前列の席に座ったのが悪かったのか、音声がくぐもってるようで出演者たちのセリフの80%
ぐらいがよく聴きとれず、俳優の表情や演技、ところどころ聴きとれるセリフから、きっとこんな展開に
なってるんだろうを推理しながら観たような次第。
ちょっとした「推理映画」をみた印象でしたね。
企画・製作・統括プロデューサーは漫画家でゲームイラストレーターの中村里美さん、原作・脚本・監督は
2010年「夢幻の如くー異聞・本能寺の変」で作家デビューを果たした中村柊斗(しゅうと)さん
中村さんこの映画が初監督作品でおまけに若い時の鈴子さんと婚約者を演じるのが新人とあって、全体的に
テーマがぼやけまだ荷が重い感じを持ちました。
☆公式サイト http://aogiri-movie.net/
でもって意外に良かったのが戦争時代を少年として過ごした、先輩4人の戦争時代体験談。
ワタシの父は病弱で招集されなかったので、生々しい時代体験を聞くのは初めてだったので、こちらの方が
胸にグサッ!ときました。
でもまあ、敗戦の日にこんなイベントに積極的に取り組んでいる街はあまりないと思います。
昨年の映画「ヒロシマ」にはほぼ満員の市民が鑑賞にきたのに、今回は9:15開場、10:00上映
とあって空席がめだったのが残念でした。
せっかく、市が税金使ってやってるのに・・・
☆画像 上 運動公園横を流れる「水無川」 画像 左側一帯が市の総合公園
陸上競技場、野球場、テニスコート、プール、総合体育館、図書館
文化会館、商工会議所 などの公共施設があります。
下 被曝アオギリの植樹