世界にさきがけ面談したことについて、NHKを始め大手民放TV局、
大手新聞(日刊ゲンダイ除く)は、例によってヨイショ報道を流して
ましたが、果たしてそうなんでしょうか。 見方はいろいろありますね。
★まず安倍首相の面談後のコメント
・胸襟を開いて率直に話ができた。
・信頼できる指導者だと確信した。
・(面談の中身については)非公式会談であることから、具体的な
中身を話すことは差し控えたい。
・私の基本的な考え方を話した。さまざまな課題について話した。
・2人の都合のいい時に再び会って、さらにより広い範囲について
より深く話をしようということで一致した。
★マスコミの報道
・「首相、信頼関係築けると確信持てた」(NHK)
・「”差し”で会談した最初のリーダー」(産経)
・トランプが「安倍首相が私の自宅を訪れ、これから偉大な友情が
始まることを嬉しく思う」と述べたと報じた(NHKフェイスブック)
・面談は当初は45分の予定であったが、面談は1時間半にも及んだ
・他の首脳よりも、真っ先に会ってもらえた。 これは日米同盟を
重要視してる証だ
★識者の評価
*佐藤優 元外務省主任分析官、作家
オバマというれっきとした元首がいるのに、それをすっ飛ばして
次期元首に会うということは、外交儀礼上極めて異常なこと。
オバマにはまだ権限があるんだから、ぎりぎりまで権限のある
人物を大切にする。広島にも来てくれたんでしょう?
それが外交における友好国の礼儀でもある。就任前の大統領と
他国の元首が会談するということは「初めての出来事」と言われて
いるのは、これまでにそれほど非礼な国家元首は現れなかった
からだ。 せめてペルーのAPECに先に行ってオバマと会ってから
帰りにトランプと会えば申しわけが立ったはずだ。
安倍は選挙前まではヒラリー支持であり、ヒラリーとしか会わ
なかった.それが急に手のひら返しでトランプに擦り寄って、
それを世界の目に晒されて、その行為も尊敬されますか?
日米間はもとより、世界は日本の外交は大変な非礼外交と軽蔑
されるでしょう。 たいへんなオウンゴールでした。
どんな国とも礼節を重んじ失礼があってはならないが、媚び諂
(へつら)うことは伝統的に嫌悪感を持っていた。今回のトランプ氏
との面談そのものに懐疑的な人も多かったと私は思う。(中略)
相手の出方を待って、じっくりと付き合えばよい。そう考えていた
国民が多かったのではないか。
私が想像するに、安倍首相はトランプ氏やそのスタッフが言うこと
を呑まざるを得ないし、また全部呑もうと考えているのだろう。
そうすれば、アメリカとの関係は上手く行く。しかし、それによって
わが国と国民の利益が損なわれることは間違いない。
(白川氏のブログ「永田町徒然草」より抜粋)
このような外交を「朝貢(ちょうこう)外交」と昔からいいますね。
どうも今回の安倍首相のトランプ訪問はそんな言葉があたるような気が
するんですが、みなさんの評価はいかがだったんでしょうか?
☆朝貢(ちょうこう)
中国の皇帝(=トランプ)に対して周辺国の君主(=安倍首相)
が貢物(今回は金のドライバー)を捧げ、これに対して皇帝側が
確かに君主であると認めて恩賜(=今回の場合、トランプの
「これから偉大な友情が始まることを嬉しく思う」というリップ
サービス)という形式を持って成立する。
朝貢の「朝」は、陰暦の16日の早朝に行われる皇帝との朝礼に、
手土産として参加することが由来だそうです。
なんだか今回の安倍首相のトランプ訪問、当たってますな~~。
てな、ことはさておいて、本日は2ケ所でアピールをしてきました。
「沖縄応援の全国統一署名」のお願いの独り立ち。
ところが、急に気温が上がったためか、頭がボ~として、くらくらして
冷や汗出るほど体調が悪くなってしまい、いつもは1時間から1時間30
講演会の案内チラシ撒きの場所に移動し開始の16時まで一休み
してから参加しました。署名は一人だけ、チラシは5人で400枚位
受け取ってくれたそうです。(ワタシは大声出すだけの声チラシだけ
ですから実質的に配ってくれたのは4人)
本日は、ちょびっとくたびれました。 家内には「歳を考えなさいよ」
と「教育的指導」を受けたことは云うまでもありません。
☆画像
・上 沖縄県民を応援する「署名」のお願い