夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

朝 美納豆著「空からきた魚」

最近は「重たい本」が苦手になったので、もっぱら
気軽に読めるエッセイを.読むケースが多くなりました。

で、もって、今読んでるのが日本語使いの米人である
朝 美納豆(本名 アーサー・ビナード Arthur Binard)さんのエッセイ「空からきた魚」という文庫本です。
(どこかの講演でダジャレで日本名は朝美納豆と
 聴いた記憶があります)

昨日読んだ「ジプシーバーガー」と云うところが
面白かったので紹介したくなりました。

アーサー・ビナード著「.空からきた魚」
  「ジプシーバーガー」より抜粋引用

「値段を.目方で比較すると、豪華なキャデラック
 の新車よりも、マクドナルドのハンバーガーの方が
 高い」…友人が暇つぶし半分にこんな計算をした。
 関係のない商品同士を並べてその不条理を笑う。

 あるとき僕は気が付いた・・・

 マックをはじめとするファーストフード諸企業.の
 本当の生みの親は、アメリカの車社会ではないか。

 マックは1955年(1948年創業)から全米を視野に
 入れたフライチャンズ作戦を開始。

 当時の.アメリカは「カーの、カーによる、カーのため
 の政治」で動いていた。アイゼンハワー将軍が
 大統領の座についた1953年以降は、自動車メーカー
 だけでなく米軍.の意向にも最大限添って高速道路. 
 建設を進めた結果、五マイルに一マイルはまっすぐ
 に敷かれた道路が建設されました。一朝有事の際、
 滑走路として出来るように。

 その結果、五マイルおきに、マクドナルドの店舗が
 道路沿いに出現することになった。
 
 超肥満国の21世紀に通ずる道が、1950年代に
 だいたい出来上がっていた。
                  ~引用終わり~

私は家内とテキサス州ダラス・フォートワースに
行ったことがありますが、アメリカが「超肥満国」
であることを実感しました。

若いお嬢さんたちは目を見張るほどの美人
が多かったのに、とにかく1回に食べる量がハンパ
なく多いことが長い間続くことで驚くほどの肥満体
になってしまうんですね。

 ☆動画 アーサー・ビナード 「憲法について」 5:29



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