夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

京都大学有志の会の声明&高校生デモ

いつだったか忘れましたけど、つい先日京大有志の会が何ヶ国語にも翻訳して世界にむけ声明を発表しました。

その声明を噛み砕いて、夏休みを楽しむ子供たちにも分かるよう全文「ひらがな版」が評判になってます。

これです。

     くにとくにとの けんかを せんそうといいます
     せんそうは「ぼくが ころされないように さきに ころすんだ」
     という だれかの いいわけで はじまります
     せんそうは ひとごろしの どうぐをうる おみせを もうけさせます

     せんそうは はじまるとだれにも とめられません
     せんそうは はじめるのは かんたんだけど おわるのは むずかしい

     せんそうは へいたいさんも おとしよりも こどもも くるしめます
     せんそうは てや あしをちぎり こころも ひきさきます
     
     わたしの こころは わたしのもの だれかに あやつられたくない
     わたしの いのちは わたしのもの だれかの どうぐに なりたくない

     うみが ひろいのは ひとをころす きちを つくるためじゃない
     がっこうで まなぶのは おかねもうけの ためじゃない
     がっこうで まなぶのは だれかの いいなりに なるためじゃない
     じぶんや みんなの いのちを  だいじにして いつも すきなことを
     かんがえたり おはなししたり したい
     でも せんそうは それを じゃまするんだ

     だから せんそうを はじめようとする ひとたちに
     わたしは おおきなこえで 「やめて」というんだ


東京大学は卒業したらおおむね権力側に与するのに対し、京大は反骨精神に溢れ在野で活躍する
卒業生が多い感じがしますね。

ドイツは小学低学年からナチスの悪行についての反省を徹底的に教育しているのに、我がニッポンは
育鵬社自由社の太平洋戦争(大東亜戦争)を美化する教科書を採択する地域が拡大している始末
横浜市藤沢市、東京都の一部等)、戦前教育に逆戻り・・・

そして、昨日渋谷で行われた戦争法案に反対する渋谷デモに約5000人が参加しましたが、
その先頭グループに、初めて約600人の高校生が参加し、高校生パワーを発揮してくれ沿道から
盛んな声援を受けてました。

夏休みに入った高校生たち、受験勉強、バイト、部活、合宿、遊び等いろいろあるだろう予定に優先して
安倍内閣の危うさ、戦争法案の危うさを「肌感覚」で自分たちに影響してくると感じてのデモ参加だろう。

高校生にこのような「戦争へ不安」を感じさせたのは、国勢選挙の投票率が50%程度しかない、
政治にまったく無関心層か、政府とメデイアのペテンにすっかり騙されてしまっている、大人たちの責任も
大きいですよね。


    ☆8.2  戦争法案に反対する渋谷高校生デモ 動画

       https://www.youtube.com/watch?v=OWXq0KyUQFA