あるところでコーヒーカップの受け皿に関する雑学を仕入れました。
みなさまはコーヒーカップの受け皿をどのようにお使いになってますか?
現在ではほとんどの方がスプーンとかお砂糖とかクリームをセットする場所として利用されてると思います。
ところが歴史をたどると当初は全然違う目的のためのお皿だったんだそうです。
☆17世紀の初め、中国からヨーロッパにお茶の習慣が伝わりましたが、このころは受け皿はなく子ぶりな
カップだけでした。
お茶と同様「茶器」も伝わりましたので17世紀半ばには来客向けなどで、ていねいな飲み方をするとき
には茶托をそえるようになり受け皿が茶器に付くようになりました。
当時の正式なお茶の飲み方は「熱い茶を茶器から深い受け皿に移し、飲みごろの温度まで冷やしてから
飲むことがマナーだったそうで、受け皿もスープ皿のように深きもの」だったようです。
18世紀の半ばまでヨーロッパでは熱いお茶を受け皿に移して飲む習慣は続いてたんですと・・・
現在はスプーン他を置く場所としてお皿だけは浅くなった形でそのまま残ってると云う「受け皿雑学」でした。
どこかの喫茶店でこの17世紀スタイルをやってみたら面白そう!
お客さんがコーヒーを受け皿に移して飲んでる姿を想像するだけで、なんだか楽しくなるじゃないですか。