夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

たった2日間の予算委員会

10日は衆議院、本日は参議院予算委員会が国会閉会中審査として主にTPP大筋合意を審議することを
メインに開かれました。

が、質問に立つ野党議員は少ない質問時間なので「あれもこれも」と質問するのに対し、衆参それぞれ1日を
やり過ごせば追及を乗り切れるとタカをくくって、相変わらずのはぐらかし答弁と何もない成果をいかにも
あったように強調した官僚作成メモを読むだけの閣僚と官僚ばかり・・・

これを受け、明日の新聞やテレビは「首相TPPの意義強調」とか「万全の対策」などとヨイショ報道をして
また国民をペテンにかける算段を今頃していることでしょう。

野党側も主に「関税撤廃」に関する質問ばかりで、毒素条項「ISD条項」についてはまったく質問せず。

民主党徳永エリ議員が質問の最後チラっと示したパネルで日本がISD条項を受け入れたことが書いてあった
ことが解っただけ。

ISD条項のヤミと日本への影響を政府はどう考え、加盟国間でどんな議論があったのかを突っ込まなきゃ!
高木復興大臣のお下劣なスキャンダル追及に貴重な時間を使わなくてもヨロシイ。日本国の今後のありように
関係ないことは、政府が逃げ回ってる臨時国会をなんとしても開かせ、そこでゆっくり追及すれば良い。

また農産・畜産物等の関税についても「コアな部分は守った」「世界のマーケットは広がる」「今後も不安に
寄り添いながら万全の対策を取りまとめると」(バラマキを示唆)と繰り返すばかりで答えになってない。

野党側で頑張った印象の議員は辺野古問題を追及した共産党の赤嶺議員、もんじゅ、沖縄等をとりあげた
社民党福島みずほ議員くらいで、あとは迫力不足で印象に残ってないですね。

参議院議員の最後に新党改革の荒井議員に質問時間が与えられたのに、生活の党の山本太郎議員は
質問時間があったのかな?  あとでアーカイブで確認してみますけど、彼の質問だけは国民目線で
政府の欺瞞を鋭く追及するので見るつもりです。

人を騙すために平気でウソをつく。あるいは罪から逃れようとウソをつく。ウソは次のウソを呼び、ウソの
上塗りを重ね、言い逃れしようのない事実をつきつけられても、他人のせいにして責任逃れを図る。

そうした反社会的人格を、犯罪心理学者のロバート・D・ヘア博士が「サイコパス」と名付け、
次のように定義してます。

    ・慢性的に平然と嘘をつく
    ・行動に対する責任がまったく取れない。
    ・他者に冷淡で共感しない
    ・自尊心が過大で自己中心的
    ・口が達者で表面は魅力的

ワタシにはあ~「あの人がそうだ!」と心あたりのある人がすぐ浮かんだんですが、さて、みなさんは?