夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

降板まじかの古館さん渾身の最後っ屁!

テレビ朝日の人気報道番組「ニュースステーション」のキャスターを18年続けた久米弘さんの
後任として「報道ステーション」に衣替えした番組のキャスターを12年に渡り務めてきた古館伊知郎さんが、
この3月末で降板することになり、自民党憲法改正の「お試し条項」と位置づけ国民をだまそうとしてる
自民党憲法改正草案の「緊急事態条項」がいかに危険なものであるかを明らかにする乾坤一擲の特集番組を
18日の番組内で放映してくれました。

自民党や応援メデイアは「お試し改憲」の言葉で、緊急事態条項が、いかにも国民が受け入れやすい
条項ののごとくだましにかかっておりますが、トンデモナイ! いきなり憲法改悪の「本丸」に切り込もうと
いう内容なんですね。言葉にゼッタイだまされてはいけません。

この特集でヒットラーと安倍首相はほんとに似てることに気づきます。

「最後っ屁」という表現は番組制作者と古館さんにはエゲツない言い方で申し訳ないんですが、
安倍政権の意向を忖度した報道を望む経営幹部からの圧力や、政権からのキナ臭いプレッシャーに
対し強烈な「最後っ屁」をかましてやったと思ってしまった、良い報道特集でした。

ワタシは古館さんのこの番組、ついつい前の久米キャスターのキレがある話ぶりに比べ、古館さんは
なんかもったいぶる話し方だと思って、見てはいなかったんですが昨日ネットでこの特集がUP
されてた動画を観て、ドイツまで行って「緊急事態条項」が独裁を生む危険条項であることを
真っ向から暴いてることに快哉の拍手を送って古館さんを見直してるところです。

昨日「ハンナ・アーレント」を観て、その晩のことですから、この特集で語られた強制収容所
やせ衰えたユダヤの人々が「みなさんがたは、ユダヤ人虐殺の事実を知っていた(のに知らないこと
にして事実に目つぶり、救済のためになにも動いてくれなかった)」の言葉と合わせハンナさんが云う
「凡庸の悪」の当事者になったことに気付かないまま流されてしまう恐ろしさを思い知らされます。

約27分とちょっと長い特集ですが、ぜひとも、端折らないで「全編」ご覧ください。

      ☆動画  3月18日 テレビ朝日報道ステーション」の特集


      「緊急事態条項って何? 憲法改正の焦点はここ~ワイマール憲法でなぜ独裁がうまれたか」

      途中でいきなり3回のCMが入り」、この時全画面で見ているとCM終了時、縮小画面に
      戻ってしまいましたが、縮小画面をクリックして再度「拡大」処理をすると全画面に戻ります。

          http://bit.ly/1RsKcNw]      27:26