夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

落語家「露の新治」さんの講演会

本日は「国連NGO 横浜国際人権センター」が主催して毎年開催してるという
(今回が31回目)「平成28年度 人権啓発講演会」が厚木市文化会館大ホール
で行われたので参加してきました。

この講演会は昨日も伊勢原市民文化会館大ホールで行われたんですが、
私は九条の会のチラシ企画会議があったので、近場の方には参加できなかった
んです。

講師は落語家の「露の新治」さん、演題は「笑顔でくらす、願いにいきる」
~自分の人生、自分が主役~で、さすが話のプロ、約2時間の口演というか
落語を関西弁で飽きずに楽しませてくれました。

内容はタイトル通りの内容で、人間が生まれるというのは奇跡のようなもんで
その「いのち」を大事にしなくてはいけないということを、笑いを取りながら参加者
に訴えかけてました。

噺のまくらに話したのが面白かったです。

みなさんが子どものころ学校で身体検査がありましたよね。その検査項目
の中に「座高」ってありませんでしたか? 露のさんが子ども(露のさんは
現在65歳)のころからつい最近まで、座高はなんのために測るのか?と
ず~と疑問に思っていたそうです。

会場のみなさんで「座高」を測る理由をご存知のかたいらっしゃいますか?
と会場に質問をしたんですが「シ~ン」として声なし・・・

露のさんが続けました。   結局、昨年から「座高」測定は廃止されたんだ
そうです。  文部省の「廃止理由」がふるってますよ。

「意味がなかった!」だってさ。 (ここで会場中に笑い声)

家に帰ってこの話を家内にしたら、テレビで教育評論家の人が言ってたそうで、

「胴が長い人(足が短い人)は健康で丈夫だ」だと云う言い伝えが世にあった
らしく、それを間に受けた徴兵検査役人が「徴兵検査項目」に取り入れて
から、小学生の身体検査項目にしたらしく、役人の特徴で前例を変える
ことなく2014年まで続けてきたが、結局、「胴長の人が健康で丈夫だ」との
証明はできず「意味がなかった」としたんだそうです。

徴兵検査の名残りの検査をなんの根拠もないことに疑いもせず70年以上
子どもにたいして続けて来たたということです。

家内がこんなに詳しく知ってたんで驚きました。

1000人以上収容の大ホールは平日の昼間にかかわらず比較的若い人が
多かったので、開演前にスタッフの人に「この講演会は主にどんな人が参加
されてるんですか?」と聞いたら「県職員、市町村の職員、福祉関係の人、
警察関係など公務員さん中心ですね。 なるほど、そんな感じの人が
多かったですね。

そういえば受付も市別でした。要するに地方公務員の人が上司指示か
なにかで業務として参加してたんですわ。

終了10分前ぐらいに会場を出て、表で23日のはだの講演会の案内チラシ
を配ろうと待機してたんですが、五つの出口から一斉に退場され、公務員と
いう立場があるのかチラシを受け取ってくれる人は「駅頭」のときより少なく、
一般で入場されたらしい私と同年代以上の人が、やっと16枚受け取って
くれただけで「無惨な挫折」でした。

人権講演会のタイトルに来るような人なら「憲法講演会」にも来てくれる
可能性が高かろうと思って、張り切ってチラシも150枚も準備していったのに。

ま~、こういうこともあるわさ!と自分を慰めているところです。

憲法を擁護し遵守する義務を負ってる公務員にこそ、聞いてもらいたい
伊藤真弁護士の講演なのに・・・

   ☆画像   開演5分前の会場  (講演中は撮影禁止)

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