夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

人間はどうしても「単純なミス」をしてしまう生き物です。

私たち人間という生き物は、ミスをしないように気をつけていても、
「単純なミス」をしてしまう生き物なんです。

ヒューマンエラーとかポカミスと云われるものですね。

この1週間の間に場合によったら日本が壊滅してしまうことに繋がる、
恐ろしい「単純ミス」が福島第一原発で「連続発生」してたのに、原発
の意向を汲んだのかマスメデイア(特にTV)は、とても軽い扱いか、もしくは
報道さえしませんでした。

*12月4日の夜間の出来ごと
  1~3号機の使用済み核燃料を冷却するプールの熱交換器に冷たい
  水を送るポンプで警報機がなりました。すぐ別のポンプを動かしたが
  、こちらも警報が鳴り運転できない状態になってしまいました。
  冷却水配管の空気抜き弁が開いており「水漏れ」してたです。

  パトロール中の東電社員が誤って弁に触れた可能性が高く、安全
  確認が終わるまでの約7時間、充分にプールが冷やせない状態
  なってしまいました。

*12月5日、早朝の出来ごと
   3号機原子炉への「注水」が約1時間停止。
   作業員が狭い通路ですれ違おうとした際に、誤って注水ポンプの
   スイッチに触れて停止させてしまった。

   よろめいてスイッチにぶつかったか、防護服がスイッチにひっか
   かかったとみられるそうです。

電力会社は福一原発事故で使用済み核燃料プールへの潤沢な冷却水
補給、同じく原子炉容器への潤沢な冷却水補給が原発の安全確保の
ための「最重要機器」であることを、大きな犠牲のもとでイヤっていう
ほど学んだハズです。

それなのに、こんな単純な原因で冷却水補給が遮断されてしまう事故
が発生します。

単純な原因だけに「対策」が難しいんですよ。人間は、いくら注意してる
つもりでも、思わぬことで失敗する生き物です。

メデイアは、ひょっとしたら日本が壊滅するようなこんな「重大事故」を
伝え、我々が納得できる「再発防止策」を東電が立てるまで追及しないの
でしょうか。  ホントに恐ろしいケアレスミスだったと思いました。