夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

「等」の魔術

本日は南公民館で毎月定例の「憲法九条の会・はだの」のチラシ
企画会議に参加です。

九条の会・はだのは毎月9の日と24日の2回、秦野市内に四つある
小田急線の駅を鶴巻温泉東海大学前→渋沢→秦野の順番で廻り
チラシ撒きとマイクパフォーマンスと署名集めの街頭宣伝をしていますが、
その時「駅頭配布」や「周辺住宅へのポスティング」に使うチラシの内容
をこの会議で決めてます。

本日は3月と4月のテラシについて、あれこれ討議し、結局・・・

片面を「共謀罪」、もう片面は「南スーダン自衛隊PKO」とすること
を決めました。

共謀罪」については参加メンバーから、いろいろな意見が出ましたが
小泉政権時代に過去3回も国会に上程され廃案になった「共謀罪」を
テロ等準備罪」と看板を架け変えて、また出してきた狙いについては
参加者の見方は一致してました。

ここまで共謀罪に執着する自民党の狙いは「戦争する国家・政府」への
批判・不満を抑え込むとしか考えられないということですよ。

法案の呼称は「テロ等準備罪」となってますが、テロ準備を含むテロ
対策のための法体制はすでに整っていますし、政府は「国際組織犯罪
防止条約」を批准するために共謀罪が必要だとしてますが、この条約は
そもそもマフィアを対象としたもので国連の見解では政治的・宗教的
なテロはこの条約からは除外することが明記されてるんですよ。

もう、ここから私たち国民をゴママシにかかってますよね。

政府が説明するように「テロ防止」のためなら「テロ準備罪」とすれば
いい話なのになんで「等」をつけるのか?

この「等」をつけるところにこそ安倍政権の真の狙いが含まれてる
とみるべきじゃないかじゃないか?と思うんですよ。

「等」はトランプでいえば「ジョーカー」のようなもの!

政府権力、警察、検察が「拡大解釈」をして罪をでっち挙げることが
出来る、非常に便利で恐ろしい言葉です。悪名高い戦前の「治安
維持法」の復活を目論んでいるんです。

国会に上程されたら最後、数のチカラを背景にした自民党お得意の
強行採決で成立されてしまいます。

ここは野党に頑張ってもらって、上程前につぶしてもらうしかないです。

共謀罪」が成立すれば安倍ポン太が目論む「日本の右傾化」の
完成でしょう。

日本は独立しないまま「戦後」が終わり「戦前」の時代に戻ります。

      ☆画像   南公民館入り口の「ひな飾り」

             春 近しです。

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