あるんじゃないでしょうか?
さて何をあらわしている絵だと見たでしょうか
白地に重きを置いた人は「大きな壺に」、黒地に
重きを置いた人は「向かい合う2人の横顔」に
見えたと思います。一種の「だまし絵」ですね。
この図形は約100年前にデンマークの心理学者
エドガー・ルビンが考案したので「ルビンの壺」
と呼ばれる多義図形です。
この図形では白地を図として認識すると、黒地は
地としか認識されず(逆もまた真である)、決して
二つの絵を同時にはみることができません。
なんでこんなことを書いたというと、今日の東京新聞
1面のコラム「筆洗」の冒頭にこの「ルビンの壺」を題材にしたコラム記事を掲載していたからです。
☆東京新聞コラム「筆洗」より抜粋
図形だけでなく、人は同じ現実を見ても、異なる
ものをイメージすることがあるらしい。
シコに集まる数千人の移民集団である、
国境の向こう側で.トランプ米大統領は「多くは
冷酷な犯罪者」と、集団を見る。「侵略者」とも。
壁のこちら側。メキシコ発の報道を見ると
別の絵がある。犯罪への恐怖と貧困でやむなく
母国を離れ、数千キロを歩いて米国に向かう
人々だ。
貧困も犯罪も米国の問題ではない。国境を
閉ざしたい心理も分かる。ではあるが、相手を
見誤れば悲劇が起きよう。
壺を壊したつもりが・・・。怖いイメージが、
浮かんでくる。
「ルビンの壺」決して二つの絵を同時に見る
ことは出来ない。だけど「逆もまた真」なので
お互いに「逆」の立場にたって解決策を冷静
に話し合えば「妥協点」が見いだせるのでは
ないのでしょうか。
本当に難しい問題です。
☆動画 移民キャラバン 2:32