夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

原発大国フランスが、方向転換?

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本日市民活動サポートセンターで9条の会スタッフ
9人が参加して、明後日鶴巻公民館で開催する
「福田護安保法制違憲訴訟の会共同代表」の講演会
で来場者への配布資料の印刷(4人)と製本(5人)作業
を行いました。

帰宅後、ネットで原発大国フランスが脱原発
舵を切ったことを.思わせる情報を知りました。

27日にフランスのエマニュエル・マクロン大統領が、
国内稼働している原子炉58基のうち14基を2035年
までに閉鎖すると発表しました。そのうちの4~6基
は2030年までに廃止するそうです。

また、環境汚染の取り組みの一環で、国内に4か所
残っている石炭火力発電所も2022年までに廃止
すると・・・

加えて2030年までに風力発電量を3倍、太陽光
発電所を5倍に増やすとも発表しました。

マクロン大統領は「原子力エネルギーの役割を
削減するからと言って、放棄を意味するものでは
ない」と強調しフランスの原子力ムラ住民にも
一定の配慮をみせました。

フランスは電力需要の実に75%近く原子力に依存
してるのを、再生エネルギー源をより多く開発
することに因り、この割合を2030~2035年までに50%にまで引き下げる計画だそうですよ。

脱原発に舵を切ったといってもまだ44~45基が
稼働してる状況ですから、いかに大地震が少ない
お国柄とは言え周辺住民の不安は拭えないのでは
ないかと思います。それだけ仏でも「原発ムラ住人」
圧力は相当なもんなんでしょう。

日本にも影響がでるようです。

日本がフランスと進めている次世代型原子炉
開発について、仏政府は2019年で研究を中断、
2020年以降は予算をつけず計画を凍結する方針
であることを日本側に伝えました。日本はすでに
約200億円を投じていますが、開発計画の見直し
は必至で、日本の原子力政策にとって大きな
打撃となります。この次世代炉は高速炉実証炉
「ASTRID(アストリット)」で、仏国内に建設する
計画でした。

現在の原発の時流を考えれば「凍結」=「廃止」
ですから日本で関わっていたメーカー(日立?)
や、使用済み核燃料の再処理は絶望的という状況
になったんじゃないでしょか。

使用済核燃料の「廃棄場所」を早く決めないと
日本は「原発のウンチ」だらけの国になって
しまいます。

次の世代の人たちにこんなものを引き渡すわけに
行きません。