夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

のるかそるか

成功か失敗かは運を天に任せて「大勝負」に出るときに使われる言葉「のるかそるか」・・・

この言葉、自然に使われてますが、何に乗って何に反るのか語源が解らないですね。

でもって調べてみました。

漢字は「乗るか反るか」ではなく「伸るか反るか」と書くのが正しいことが解りました。

語源は矢師の矢作りに由来するんだって。

矢師が矢を作る時、竹の曲がりを直す「のため型」と呼ばれる物に入れ竹を乾燥させます。
そこから取り出した竹が、真っ直ぐに伸びていたら矢として使えるが、少しでも曲がっていたら
使い物にならず捨てなければなりませんでした。

矢師が「のるかそるか(真っ直ぐ伸びるか曲がるか)」と成否を気にしながら竹を取りだしたことから
「伸るか反るか」と言われるようになり、物を賭けて勝負を決めることを「賭る(のる)」ということから
勝負事に使われるようになったんだそうです。

近々、甘利経済再生担当相の口利きの見返りとして50万円を大臣室で受け取った疑惑に対して
「のるかそるか」の大ウソ説明をするそうですから、どんなゴマカシ説明をするかが楽しみですな。