新聞はこの改正法の問題をそれなりに報道してましたが、テレビが大きく取り上げなかった
ためか、大きな反対運動は起こらずスンナリ決まってしまいました。
この改正で検察、警察当局は大きな捜査上の武器を手にしましたが、捜査側には極めて「使い勝手」の
いい武器であるが故に「冤罪」を多く産んでしまうのではないかと危惧する声が絶えません。
でも、まあ、もう成立してしまったので捜査側に慎重で正しい運用を願うしかないですけど・・・
大きな変更は3つです。 ( )内は問題点
・裁判員裁判の対象になる事件の容疑者の取り調べの一部可視化(録音・録画)の導入
(全取り調べの可視化ではないので、取り調べ側に都合のいい部分だけに操作される
可能性がある)
・他人の犯罪を証言すれば容疑者を不起訴にしたり軽い求刑にする司法取引の導入
(自分を助けるために無実の他人を売る可能性を否定できない。密告、監視社会へ)
・これまで薬物、銃器犯罪など4類型の捜査に限られていた「通信傍受法」(盗聴法)
が窃盗、詐欺など傍受できる対象範囲を拡大し、従来は通信事業者(NTTなど)の
立会が義務づけられてたが、この立会を不要にした。
(やりたい放題盗聴できることでプライバシー侵害ケースが多発するのでは)
この改正に「日本弁護士連合会」も賛成したと聞いて驚きました。
冤罪が増えると「オレラの仕事が多くなる」とでも思ったんでしょうか。
約1年前の2015年3月26日の「参議院内閣委員会」でこの問題を追及する動画を
ご覧ください。 内閣委員会での追及は約30分ありますので内容が濃いですよ。
彼自身もよく勉強してるし、相当優秀なスタッフが彼をサポートしてるんだと思わせるほど、
彼の国会での政府を追及する質問は鋭いです。 答弁側は相変わらずノラリクラリと
惚けた答弁をしてますけど。
別な話ですが本日13:00~15:00まで西公民館で「緑のはだの」有志で会報5号のセッティング
(製本)作業を完了し当初予定通り6月1日発行に間に会いました。
案内チラシ撒きに参加。
相変わらず東海大生の反応はとてもニブイ。
まあ、ワタシの若いときもこんなもんだったから、しょうがないか・・・
☆画像 上 「緑のはだの 会報5号」セッティング作業
下 製本完了