夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

秦野市の放射能

本日は「脱原発グリーンパレード in はだのを歩く会」のスタッフ会議
でした。メイン議題は福一原発爆発の放射能被害から6年目を迎える
今年の3.11に企画している、秦野市9団体に呼び掛けた「脱原発デモ」
企画の詳細の詰めと役割の決めでした。

それはまあ、なんやかやと議論し決まったんですが、会議開始前に女性
スタッフのTさんが持ってきてくれたデータが、なんだかとっても恐ろしい
気がしたんです。

それは、秦野市のKさんが民間の放射能測定機関である「高木仁三郎
記念ちょうふ市民放射能測定室」に依頼して、秦野市のほぼ中央部に
ある南が丘4丁目と菩提の2か所で採取した土壌2検体をおとといの
1月17日(木)に検査してくれた結果でした。

2か所の土壌ともセシウム137とセシウム134が検出されたんです。

                  南が丘           菩提
  セシウム137    47.2ベクレル    23.6ベクレル    
            (検出限界値2.93Bq)  (検出限界値2.89Bq)
  セシウム134     7.41ベクレル     3.75ベクレル
           (検出限界値6.69Bq)  (検出限界値2.7Bq) 

検査済証明書の注記にはこう記載されてました。

*どちらからもセシウムが2種類検出されました。その比率が福島原発
  由来の比率とほぼ一致しておりますので、2011年3月14日からの
  1週間に飛来した放射能であることがわかります、と。

気になってセシウム137について、概略を調べてみました。

セシウム137は核分裂により生ずる半減期30年の放射性同位体
 である。体内に入ると血液の流れに乗って、腸や肝臓にベータ線
 ガンマ線を放射し、カリウムと置き換わって筋肉に蓄積したのち、
 腎臓を経て体外に排出される。体内に取り込まれてから100日から
 200日にわたってベータ線ガンマ線を放射し体内被曝の原因と
 なるため危険性が指摘されている。
 セシウム137に汚染された空気や飲食物を摂取することで体内に
 取り込まれる。なおヨウ素剤を服用してもセシウム137の体内被曝
 を防ぐことはできない」と、あるじゃないですか。

コチトラは全くのシロートだからこの測定結果の危険度のレベルが
どの程度のものなのか分かりませんけど「検出限界値」を大きく超えて
いるので、絶対安全といえるレベルではないと思います。

半減期は30年といいますから、あと26年経ってやっと半分になるって
話ですよ。「放射能 こわいですね~!」と亡き淀川長治さんなら、きっと
言ったでしょうよ。

こんなデータ、秦野市民のほとんどが知らされてないと思います。

      ☆動画  「原発」~被曝の危険性(福島原発事故


             ☆動画   ドイツが教えてくれた日本の子どもを守る摂取量