夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

脱原発が、ほとんどできてるニッポン国

本日は秦野駅前で「脱原発グリーンパレードinはだの」が福島から東京
自主避難してる被災者である鴨下裕也さん(福島原発東京原告団長)
をお招きして6月25日に開催する講演会案内のチラシ配りに出動です。
.
私はいつも通りの「声チラシ」で小泉元首相の脱原発講演からのパクリ
ですがこんなことを通行人に大きな声で訴えてました。

みなさん、福島原発事故をきっかけにドイツや台湾が全原発廃炉
踏み切りましたが、両国の原発はしばらくは稼働を続けてるんです。
.ところが日本の現状はどうでしょうか? 実は日本はすでにほとんど
脱原発になっていると云う実状をみなさんはご存知ですか?。

みなさん、思い出して下さい。日本の原発は全部で.54基です。
いま動いているのは、再稼働したたった3基だけなんでですよ。

54基あったのが今は3基、立派な脱原発の状況が3年近く
続いてたのに「電力不足」は起きてませんよ。みなさん、原発
無くたって電力は足りるのが実証されたワケです。

ですから、いまからの再稼働を許さず、稼働中の3基を止めれば
ドイツや.台湾より早く原発ゼロが.達成できるんです。

ですからみなさん、まず新たな再稼働は絶対許さないという運動。
そして稼働中の3基をなんとか廃炉に追い込めばいいんです。

小泉さんらしい詭弁が含まれてますが、なんとなく「そういわれれば
そうだな」と聞いた人をナットクさせちゃう説得力があるじゃないですか。

では原発がなくても電力を供給できるし、稼働させれば必ず処理方法
もない「使用済み核燃料」が溜まるばかりなのを承知で、電力各社は
なぜ、原発の再稼働にこだわるのでしょうか。

答えは簡単なんです。止まってても「いずれ「再稼働」する予定だからと
しておけば、会計上原発と核燃料は資産勘定ですから、決められた
期間で減価償却すればいいのですが、「廃炉」を宣言した途端に
不良資産となり会計年度内に残存価格を「特別損失」として
処理しなければならないからなんです。(経産省は国民のほとんどが
知らない間に10年で損失処理ができるようにルールを変えちゃいました)

使用済み核燃料も「リサイクルして使えるから」と、屁理屈をつけてる
から不良資産処理をしなくて済むように頑張ってるんです。

原発廃炉を決めた途端に電力会社は、原発設備と使用済み核燃料
を会計上の特別損失処理をするほかに、処理方法のアテが全くない
使用済み核燃料の現物を処理しなくてはならないことになります。

これでは電力会社の経営が成り立たないばかりか、経営が破綻
する電力会社が頻発するでしょう。ですから電力会社は将来の子孫
にツケをまわすのを承知でとにかくオレッチの時代には破綻させ
たくないと「再稼働、再稼働」と呪文を唱えてるんですね。

私は、この問題を解く処方箋として2012年に成立させた「原則40年で
廃炉」の法律守れをを徹底しろと叫んでるんです。当然 但し書きの
20年延長ができる例外事項は国会で削除を決める必要があります。
(台湾全原発廃炉決定はこの延長を認めないように法改正した方式)

この廃炉軟着陸方式なら電力会社も準備期間が充分とれるので
対応が可能なハズです。なにより衆参の議員さんたちが、自分
たちが提案して保守革新を問わない議員が賛成して成立・施行
された「法律」なんですから、守るのが当たり前なんですよ。