夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

NET ZERO ENRGY BUILDING

小田原名物の「かまぼこ」で全国的なブランドである
「鈴廣」の本社は2年前に旧社屋跡地に新築したときに
「ネット ゼロ エネルギー ビルディング」と名付けた
省エネビルを建てました。

小田原市は全国的にも再生エネルギー推進に
積極的に取り組んでいることで有名ですが,市長の
行政支援の下、企業として積極的に省エネに取り組んでいるのが他ならぬ「鈴廣」なんですよ。

本日は、その鈴廣本社ビルの応接室で、来年
1月13日に開催する再生エネルギーの映画上映
&講演&トークイベントのトーク部分のコーディネ
イターをお願いしてる小田原再生エネ推進の若き
リーダーOさんとトークイベントの段取り打ち合わせを、
女性スタッフUさんがするので、予て本社ビルの
省エネシステムを見学したいと思っていた
私と女性スタッフNさんと合計3人で訪問し
打ち合わせ終了後Oさんに本社ビル内の省エネ
施設を見学させてもらいました。

結論として既存の断熱構造や二重窓を多用した
省エネ建築構造や自然エネルギーの活用、地下水
を熱交換して利用する空調システム等々随所に
工夫を凝らした快適な執務環境を創造したビル
でした。

Oさんの話では、通常の設備の同等のビルの
エネルギーコストを100とした場合、鈴廣本社ビル
のエネルギーコストは38で済むそうです。(要するに
エネルギーコストは62%節減)

当初費用は一般の同等ビルより約1億円高くついた
そうですが、エネルギーコストが62%が削減できるので
長期的には充分採算に合うと.決断し、中小企業でも
やればできるということで踏み切ったとのことでした。

たしかに、打ち合わせをしてる時も、社内見学してる
時も空調がすばらしくまるで「森」の中にいるような気分に浸れる快適な執務環境でした。

     ☆画像    上から

       ・全体の構造図

       ・自然光取り入れの休憩室の室内灯
        曇天の14:40にこの明るさ

       ・水熱源ヒートポンプエアコンシステム図
        地下水とヒートポンプ使用のこのシステム
        が全館冷暖房の主なシステム

       ・創エネルギー導入図
        屋根で太陽光発電、屋根自体は二重
        構造、自然光以外の照明はすべてLED
                 あらゆるところで省エネ工夫

      ・天井からだけでなく床吹き出しの空調口も
       各所に

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