夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

神奈川知事選の野党動静が混乱?

神奈川知事選で現職の黒岩候補が10日に立憲民主党
への推薦依頼を取り下げたということで、野党間の
動きが分断され混乱しはじめました。

推薦取り下げの原因は「カジノを含む統合型リゾート
施設(IR)誘致への是非」にあると報道されてます。

神奈川新聞の記事によると、黒岩氏はかねて「基礎
自治体が判断すれば全面的に支援する」との基本
姿勢で、賛否は明言してこなかった。とありますが
私から見たら、これは立派なカジノ賛成表明に
聞こえるのですが、みなさんはどう思われましたか?

私がみたところカジノ賛成が黒岩氏を支持する
自民・公明・国民民主の3党、

カジノ反対の市民派の岸まきこ候補を推薦していた

共産党は立民が黒岩陣営に相乗りするならば
立民県議候補の応援は出来ないとの立場だったから
黒岩陣営が立民の推薦依頼を取り下げたのだから
カジノ反対の立場で共産とともに岸氏応援に
廻れるかというと、なにが理由なのかわからない
けれど、すぐそういうことにはならないらしい。
(立民神奈川県が黒岩推薦を打ち出したのは、
県議団が黒岩当選を予想し、黒岩知事と良好な
関係を持ちたいという県議のスケベ根性?)

したがって無所属と言いながら共産の支持が
明確な岸陣営は一般の有権者には市民派
候補よりも共産党の候補に見えてしまい
支持の拡がりは限定的なものになってしまう。

共産が、立民が黒岩陣営から「三行半」をつき
つけられたたのなら、これ幸いと立民に「一緒に岸
陣営推薦に回ろう」ということになれば、
(共産+立民+市民)VS(自民+公明+国民)
の選挙になり,かなり良い闘いができるのに
と思うのに、そうならない野党の動きがはがゆい
状況になりました。

それに、おいしさを求めて黒岩陣営支持に
廻った国民民主は、あんたはホントに野党なの?
と思わせてくれますね。(国民の支持母体「連合」
はいち早く黒岩支持)

ここ神奈川知事選で(自民+公明+維新)vs
(立民+国民(自由含む)+社民+市民連合+無党派
という構図が出来れば、いい勝負ができるし、
7月の参院選を占う闘いで面白い選挙になるんだが。

地方選と国政選挙は違うのかもしれないが、
野党も各党の思惑ばかり優先しないで「小異を捨てて
大同につく」という基本問題での「政策協定」を
しっかり.むすんで、安倍政権の意向に忖度する
黒岩県政に歯向かって「岸候補応援」に一本化
してもらいたいですよ。