2016年1月1日から6ケ月の契約で首都圏、東京のブロック紙「東京新聞」の購読を決め本日ずっしり
と重い新聞が配達されました。
小澤一郎さんの西松建設裁判、陸山会裁判の報道で右から左までの大メデイアが一致して個人を貶める
報道を続け、本物の政治家小澤一郎さんを「座敷牢」に追いやったことで、日本の大手新聞・テレビが
電通を通じてアメリカの意向によって動いてることを知り「お金を払って洗脳されるほどバカらしいことは
ない」と親の代から購読していた毎日新聞の購読を止めて、もう十数年新聞なしの生活をしてました。
が、その間ネットでメデイアが隠してしまう情報も取れたのでなんの不自由もないどころか大手メデイアの
偏向報道のひどさの実態を知ることができて、新聞読まない、テレビを見ない生活の方が精神衛生上
よっぽどいいと思ってました。
ところが、昨年末相模原の講演会で戦争法廃止運動の主体である「総がかり行動 実行委員会」の仕掛け人
高田さんの講演で朝日、毎日、東京に安保法案反対の「全面意見広告」を掲載したとの話を聞き
近くの朝日新聞販売店に行って、だいたいの掲載日を言って取り寄せて欲しいとお願いしたところ
朝日新聞社からはそういう要望には応えられないので、いずれ縮冊版がでるので図書館で見てくれと
冷たくあしらわれたのに対し、東京新聞は販売店の女性スッタフの要求に迅速・丁寧に対応して
くれ、そんな読者本位で対応する姿勢、売上につながらないワタシの要求に気持ち良く対応してくれた
販売店の事務の女性の細やかな対応に感心して「購読」をする気になったんです。
新聞拡販員が新聞止めてから何回か来ましたが、いずれもネットで充分。お金を払って洗脳されることは
ない」と言って購読を断ってましたが、女性のちょっとした親切に会うとコロリと転んでしまう
性格は死んでも治りそうもありませんわ。
その時、取り寄せてくれた広告をラミネート加工し「戦争法廃止を求める2000万人署名」の
街頭活動時の宣伝グッズとして使うつもりです。(トップの画像)
まあ、大手新聞のなかでは東京新聞とワタシが愛読してる日刊ゲンダイだけが、本来のメデイアの
役割である「権力の監視・批判」をしているとの情報は九条の会のメンバーからの情報で得ていたので
ふんぎりがついたワケです。
東京新聞は中日新聞東京支社が首都圏で517,000部(2014/上期)発行してる地方新聞なんですが
中日新聞、北陸中日新聞、日刊県民福井と主要記事は共有していて全体での発行部数は330万部ですから
日経、産経を上回るので「準大手新聞」といっていいですよね。
今日の記事がどんなものか確認するため、午後のリハビリ散歩に持参して2時間かけてじっくり
読んでみました。
他の新聞は読んでないので比較はできませんが、まさにメデイアとして読者サイドにたって、現政権
の問題を摘発し、これからの日本の在り方について提言していこうとの心意気に溢れてました。
本日の紙面から東京新聞ならではの記事をピックアップしてみると・・・
*「無償・低価格」特例法で国産中古武器をの輸出をできるようにするため防衛装備庁が法整備を
検討している(1面トップ記事)→他の新聞・テレビニュースがちゃんと報道してるのか?
*読者投稿の平和の俳句を継続宣言(1面コラム)
本日の掲載句 赤ちゃんが まじめにおなら する平和
*中国、初の国産空母建造(2面)
*社説 歴史の教訓を胸に 年のはじめに考える (5面)
戦争を知らない世代は、戦争を覚え続ける人たちを知って記憶を作らねばなりません。
戦争とは人を殺したり、殺されたりすることだ、と。
戦争やテロを減らすには武力よりも、むしろ教育の普及や格差の是正が有用だという世界認識が
広まりつつあります。
国際紛争を武力で解決しないという憲法九条の規定は、非現実的との批判をたびたび浴びてきました。
だが、実は時代を経るほどに現実味を帯びてきているのではないでしょうか。人類の歴史は戦争史と
言われていますが、武力に勝る手段は過去にもあったはずです。外交はもちろん、戦争をおこさせない
不断の努力です。
これから世界を武力の方向に傾かせるのか、それとも教育や格差廃止の方向へ傾けさせるのか。
どちらに向かうか、少なくとも日本が目指すべき方向は私達国民が決めねばなりません。
*吉永小百合さん、和田誠さんの新春対談(16面,17面)
敗戦の年に生まれた吉永さんの平和を守る「本気度」が良く解った記事でした。
*東京新聞の名物特集 こちら特報部 「面魂(つらだましい)」 (28面、29面)
~戦わないために闘う~
先の戦争でサイパン島で米軍の機銃掃射の生き地獄の中を逃げまどい、兄と父、三歳の姪を
失い九死に一生を得て沖縄に帰還。基地があるからサイパンが攻撃された。「基地がなければ
攻撃されない」との信念で「辺野古新基地反対」の座り込みを続ける「横田チヨ子さん」(87)の
すさまじい戦争体験を踏まえ横田てさん語った言葉がスルドイ。
安倍政権が実力行使で進める新基地建設。横田は話す。
「どんなに時間がかかっても、話し合いを続けなければいけない。それが民主主義。
私たちの闘いは戦争を起こさない、戦わないための闘いです」
本日、一番心に響いたのはこの記事でした。噂通りの「こちら特報部」です。
ほかの囲み記事「憲法という面魂」もナイスでしたね。
*編集日誌(30面)
権力の監視を怠らず、地元を愛し、人の心を温める。なによりも読者の声が響き合う紙面を。
「読者とともに」を問い続けていきます。
総じて本日の紙面は「編集日誌」の通りであったとの感想を持ちました。
この方針で紙面作りをしてくれれば、案外長く購読を続けることになりそうです。