夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

世論調査という世論操作

私は新聞やテレビがときどき報じる「世論調査」なるものの数字を一切
信じておりません。理由は世論調査に名を借りた「世論操作」「世論誘導」が
メデイアの、そして裏に隠れた政権側が国民を懐柔する手段に利用している
としか見えないからです。

昨日の東京新聞が28日に共同通信社が公表した憲法公布70年にあたり
郵送方式で実施した世論調査の結果を1面と6面で詳細な記事にしてました。

現在の調査は「面接方式」ではなく、ほとんどがコンピューターがランダムに
選んだ電話番号をもとにオペレーターが電話をかけるか、自動録音音声による
RDD方式(Random Digit Dialing)なんですが、今回の共同通信の調査は
8月24日に発送し9月30日までに届いたものをまとめたもので、返送総数は
2085通、有効回答が1977通、でした。

いまどき平日昼間の固定電話の調査に出られる人は高齢者か主婦層が多い
ワケでサラリーマンとか一次産業従事者とか商店等の自営業者は調査対象
からはずれてしまい非常にかたよった結果になることが予想されますよ。

共同通信は「層化二段無作為抽出法」により全国250地点から18歳以上の
3000人を調査対象者に選び郵送法で実施したからとかやたら最もらしい
理屈をつけてます。郵送方式はRDD方式よりは、まだマシなやり方でしょうが、
有効回答は2000人弱ですよ。

他の新聞・テレビの世論調査をみても、大体調査対象が1000人~2000人
回答率50~60%程度で有効回答は500人~1000人程度のものがほとんど
です。

日本の人口が約1億2千万人、有権者が8000万人くらいとしてたった
500人から1000人程度の考えを日本国民の有権者の考えとしてしまう
メデイアの「傲慢さ」が腹立たしくて、こんなもの信用する気にならないんです。

計学に基づいているとかの「御託」は並べてますが、設問と回答を
第3者が「検証」したことは、ただの1回もないと思います。疑い深い私は
ホントに実施したのかさえ疑ってかかってます。

メデイア側が政府の意向を忖度し「鉛筆ナメナメ」数字をいじくったって
だ~れも「検証」が出来ないんです。噂ではつい最近まで新聞・テレビ
メデイアの談合組織「三宝会」というのがあって、政治部長、報道局長が
集まって数字をいじくってたという話さえありました。(この談合組織の
世話役によくテレビに登場してるコメンテーター後藤謙二がついていたとの
噂あり)

とにかく第三者が調査結果を「検証」したことがないということは、「裏付け」
の確証がないということです。  

そもそも、なんのために「世論調査」なるものを
するんでしょうか?

みなさん、いま世論の大勢はこうなってますよ。なんの考えもない人や
問題の内容が良く分からない人は、とりあえず「大勢」の考えの方について
おけば無難じゃないですか。と誘導してるんです。

いまは新聞・テレビに頼らなくても情報がとれますので、本来は国民一人ひとり
が自分で情報をとって、自分の考えを持てばいいだけの話であって、世論調査
の数字などに惑わされるべきではありません。

が、有権者には「自分の一票を死に票にはしたくない」という心理があり、
どうしても「勝ち馬に乗ろう」との「寄らば大樹のかげ」「長いものには巻かれろ」
の意識から脱却できないとの心理をうまく突かれてをメデイアの誘導にすぐ
騙されてしまうんですね。

特にテレビの調査にはインチキが多いとみてます。テレビの影響は大きいので、
見ないのが一番ですわ。

国家がメデイアに持たせた権力、それが「世論調査」に名を借りた「世論操作」ということに、早く気づきましょう。