夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

参議院憲法審査会が再開

昨日、参議院憲法審査会が7月の選挙で改憲勢力が3分の2を獲得
して初めての会合が開かれ8会派がそれぞれ憲法に対する考え方
を開陳しました。

参議院憲法審査会は、憲法に関する総合的な調査や改憲原案の審査を
する参議院の機関で、委員は自民党23人、民進党緑風会9人、公明5人
共産3人、日本維新2人、希望の会自由党社民党)1人、無所属クラブ1人
日本のこころ1人、合計45人の構成で審査会長は自民の柳本卓治
代理は民進白真勲です。

昨日開陳された8会派の憲法に対する考え方が東京新聞にまとまって
ましたので転載させてもらいました。

この後、憲法論議が進むにつれて、各会派の主張が条項ごとに出てくると
思いますので、憲法にどういう態度であったかをよく観察していきましょう。

参院憲法審査会   各会派の憲法に対する考え方(東京新聞

・自民   現行憲法は国民の自由な意思が充分反映されていない。
       9条は自衛権の否定ととらえかねない。自主的な憲法改正
       は国政の重要課題だ。
民進   まずは現行憲法を正しく評価し守ることが求められる。
       安全保証法制は立憲主義と平和主義揺るがす。
       改憲論議な前に憲法違反の調査を。
・公明   現行憲法が一方的な押しつけでないことは明らか。維持した
       うえで、改正が必要な場合に新たな条文を加える「加憲」を主張
・共産   憲法改正ではなく、憲法の理想に現実を近付けることが国会
       議員の役割。改憲のための憲法審査会を動かす必要はない。
・維新   国論を二分する安全保障問題より、国民に身近な教育無償化
       統治機構改革、憲法裁判所を改憲項目にとりあげるべきだ。
・希望   時の政権がいつでも憲法をねじ曲げられるなら改憲を議論
       する意味はない。安保法の憲法適合性を議論すべきだ
・無所属  明治憲法は国家防衛と緊急事態法が欠如していることが
       改正の最大のテーマ。審査会で改憲世論調査をしたい。
・こころ  現行憲法は主権が回復されていない時期に制定され、
      正当性が疑問。国民の手で創り直さなければならない。

私はかねてから共産党憲法に対する考えは同じです。たとえ
お前のアタマは「お花畑」と云われようと関係ありません。

自公のようにまず「既成事実」を積み上げて、現実がこうだからと
憲法の理想の旗を降ろしてしまい、現実に合わせ変えてこうと
いう勢力には抵抗していきますぜ。

自民党議員さん、国会議員には憲法を尊重し擁護する義務が99条で
課せられてるのを知らないの?国会議員ともあろうものが、まさか
知らないとは言わせませんぜ。

まず、現行憲法をしっかり護ってから改悪ゴタクを並べてちょうだいね。

あんたタチは憲法を擁護し尊重しなきゃいけないと憲法で決められ
てるの。ほんとにワカッテルの!

俺達はこの国の主権者だからな。憲法違反の法律ばっかり通してると
つぎの選挙で痛い目にあわせるからな・・・  覚悟しておきなさい。