夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

今年の流行語なるもの

2016年の流行語大賞候補とかいう30語が昨日発表されました。

たしかにメデイアで良く聞いたり見たりした言葉がピックアップされていて、
私もなんとなく使ったり、このブログに書いたりしたかもしれませんが、
これらの言葉、ほんとうに流行したのか?という疑問を持ってます。

たとえば今年の候補になってる「おそ松さん」「斉藤さんだぞ」「くまモン
頑張れ絵」「文春砲」「民泊」なんてみなさん、今年何回くらい口にしましたか? ホンの一部の若者とかマスコミで使われたのかもしれませんが
シルバー浮世生活を送るアナログ爺さんには、どこで流行してんねん
という言葉ですわ。

ワタシで云えばただの1回もありません。今日の朝刊で初めて知りました。

言葉は生き物ですから、流行があってもそれは文化だから大切に
しょうと思ってる私の基準では、流行り出してから少なくても30年は
使われないと「流行語」とはいえないと思ってます。
100年も使われて初めて「流行語大賞」として認知されるくらいが妥当
だと思いますよ。

みなさん10年前の流行語大賞って記憶がありますか?5年前の大賞は?
3年前は? 昨年の大賞は?  おそらく昨年の大賞も忘れていて、
言われれば「あ~それそれ」と思いだしたんじゃないでしょうか。

全部、資料を見ずに答えられた人がいたら、その人にこそ「流行語
大賞」をさし上げるべきですね。

しかし、日本語の世界では「歌舞伎界」「相撲界」から生まれた流行語を
いまだにしらずしらずに使ってますよ。これも立派な「流行語大賞」に
値します。

というわけで、私はできるだけ「時代のあだ花」である1年限りの流行語
なるものや、若者に媚びる「絵文字」とか、文の末尾につける(笑)(怒)
なる感情をを表す言葉なのか、マークなのか分からないものを、あえて
使わないようにしているのであります。

時代のスピードについて行けない、アナログ爺さんの屁理屈でした!