DVD[「太平洋戦争 全5巻(約5時間)」を一気に
観ました。.
今回発売された第一集は1931年の満州事変から
私が誕生した1942年のガダルカナル島からの
撤退(負けたのに大本営は転進とした大うそを
ついた)までの記録でした。
昭和の軍国主義者に引っ張られた「戦争」に
明け暮れた私の親たちが過ごした、昭和初期の
時代の出来事を非常に分かり易く映像に
まとめてくれてますので、ついつい一気に観て
しまいました。(監修は昭和史の第一人者
半藤一利さんです)
各巻が取り上げてる内容は・・・
第一巻 太平洋戦争への道
設置~南京占領~国家総動員法成立~ノハン
モン事件~第二次世界大戦勃発~日ソ中立
条約締結~南部仏印進駐
第二巻 開戦
海戦~マレーの英軍降伏~シンガポール入城
~香港占領
第三巻 戦線拡大
・ビルマ空襲~モールメン攻略~ラングーン占領
アンダマン諸島占領~セイロン島空襲~エナン
ジョン油田地帯占領~カビエン・ラバウル占領
~ラエ・サラモア占領~米海軍 無制限潜水艦
戦発令
第四巻 ミッドウエー海戦
・連合艦隊 ミッドウエー攻略作戦決定~米軍、
日本本土空襲作戦を決定~日本本土初空襲
~珊瑚海海戦~ミッドウエー海戦~アッツ・
キスカ両島占領
第五巻 ガダルカナル
・米軍、ガダルカナル島上陸~第一次ソロモン
海戦~川口支隊敗退~サボ島沖海戦~南
太平洋海戦~第三次ソロモン海戦~ガダル
カナル撤収命令
あえて各巻の小見出しを書きましたが、名前を
聞いたことはありますが、それぞれがどんな事件
で、それが戦争にどのように繋がっていったのか?
が、よく理解できました。
そして、感じたことが現在の日本の状態と酷似して
いるところです。
大局を見通せず、外交ではなくチカラの対決を選んでしまったけど、戦争の終わらせ方を知らず敗色濃厚なのにずるずる続けてしまった、無能な権力者のもとにいた国民の不幸、そして無謀な戦争だと知りつつ、
大本営発表のウソをそのまま報道し、国民を煽りまくり
若者を戦場に駆り立てたメデイア、国策に準じて
愛国教育を行った教育機関、メデイアのあおり報道を
そのまま信じて「神国日本」を根拠なく信じてしまった
戦争責任を戦後の国民はなぜ問わなかったのか?
今こそ、歴史に学ばなければとの思いを強く持ち
ました。たった70数年前の日本は戦争国家だった
のですからね。いつまたそうなってしまうかは私たち
の意識次第です。
なにせ、現在も大局を見通せない無能な最高権力者
を戴いてるんですから・・・
☆動画 NHKスペシャル
カラーでみる太平洋戦争 2:10:44
*同じものが2本収録されてますの
で本編は約1時間強の作品です。