東海第二原発（原燃）の運転差し止め判決

首都圏の唯一の原電の東海第二原発の運転差し止め

訴訟に対し，水戸地裁は１８日に「実効性ある避難

計画や防災体制が整えられているとは程遠い状態で、

人格権侵害の具体的危険がある」として、運転を

認めない判決を言い渡しました。

事故時の避難計画の不備を理由に、原発の運転差し止め

を認めたのは初めてだそうです。この原発は（1978年

稼働：１１０万キロワット）東日本大震災の津波で

被災して自動停止して以来稼働しておらず止まったまま

ですが、原燃は再稼働に向け事故対策工事を進めて

いるので控訴をする予定だそうです。稼働４０年を

超過した老朽原発ですから法律では廃炉決定が

正しいのですが、規制庁の適合審査をクリア

すれば２０年間延長可能なので.、それを目指して

工事を進めていたんですね。しかし、判決では

「原発事故と地震の複合災害などを含め、本当に

実効性のある避難計画というのは机上の空論だ」

とまで決めつけていますよ。

原燃さんも経営上の理由がいろいろあるので

しょうが、すでに４０年間稼働したことですし

その経過でどんな経年劣化を起こしているかも

しれず、100％の安全対策など不可能と考え

控訴などせず、廃炉を決定してくださいよ。