夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

元原発技術者「小倉志郎」さんのリモート講演会に参加

本日、10:00~12:00の予定で八王子の民間で放射能測定

をしている市民団体「ハカルワカル広場」が主催した、

原発技術者「小倉志郎」さんのリモート講演会に参加しました。

 

小倉さんとは月に2回、東京文京区の「男女平等センター」で

開催されている「コスタリカに学ぶ会」で顔合わせていますが、

講演という形で「話」を聞いたことがなかったので、参加をしました。

 

特に目新しい内容ではなかったにですが、最後の「質疑」の時間で

私も挙手したのですが、一人前で「時間切れ」となってしまい

質問は出来ませんでした。私が聞きたかったことは下記です。

 

このところの「猛暑続き」を理由に特に「TVメデイア」が電力逼迫

状況を煽り「頑発再稼働」の方向に世論誘導を図っている状況です。

今朝の情報番組でも、そこそこTVにコメンテーターとして登場している

タレントが「原発の再稼働を議論すべき段階だ」的なコメントを発言

していました。何年前だかは福一事故後電力逼迫を理由に「計画停電

という名目と、「節電」ということで銀座のネオンも消え、月夜の明るさを

実感させられました。しかしの後、日本の原発が1基も稼働して

いない期間がたしか2年間くらいあったのに「電力不足」にはなりません

でした。要するに「原発ゼロ」でも電力は不足していなかったんです。

確かに今回の猛暑続きは当時とは違うのかもしれませんが、やはり今回の

メデイアの「電力不足」のあおり方には、なにか胡散臭いものを感じます。

節電は電力不足を補う大きな要因ですから、この「節電」と「電力会社間の

電力の貸し借り」でしのいで欲しいと思っています。

 

その上での質問ですが、原発ムラの住人は40年稼働の老朽原発を、20年間

運転を延長する「再稼働」することを進めています。本日の小倉さんの

話でも「原発設備の精密さ」が良く理解できました。再稼働推進側は「原子力

規制委委員会」の「安全審査」を経たものから再稼働をすると言っています。

原子力安全規制委員会」なるものは、何人位の組織で、あれだけの複雑精緻な

プラントの稼働した実績のある設備を「安全である」と認める審査基準は

どうなっているのでしょうか?記憶はさだかではありませんが、前任か現在の

更田委員長かが「安全審査」を経た経た原発の「安全を保証するものではない」

と「責任逃れ発言」をしていたと思います。南海トラフ地震が近いとされている

中で「福一」のような「原発事故」があれば日本はオシマイです。そうなった

とき、また便利な責任逃れ用語「想定外」を使われて、電力会社も規制委員会も

原発誘致責任者も、そして国も、最後は最高裁までだれも「責任を取らないのです」

 

少なくても、福一原発事故の直後に日本政府は「原発ゼロ」を宣言し「自然

エネルギー大国」に切り替えていれば、こんな心配をしなくてすんだのにと、

いまさら思っても「後悔先にたたづ」ですね。原発ゼロを宣言して原発稼働を

やめても、使用済み核燃料は放射能をほぼ永久にまき散らしますので、

トイレのないマンション住まい状態は10万年は続くというのですから、

やっかいを通りこして、まったくどうしようもないもの作ってしまった

「むくい」が何代もの次世代の人に影響を与えないで済む方策を私が

生きている間に確認したいと思う今日この頃です。