人間が設計し、人間が設備を製造・据付し、人間が管理し、地球に予期
しえない災害が発生する以上必ず事故を起こします。 必ずです。
なぜかと云えば人間はミスをする生物であり、自然災害は必ず想定以上
の猛威をふるって原発を襲うことがあるからです。
つい最近でもメデイアは放射能漏れはなかったとして、軽いニュースで
流すか報道すらしなかった事故がありましたね。
煽られ高さ100m以上の大型クレーンが倒壊し使用済み燃料プール
がある建屋の屋根を損壊した事故です。
これは関電が強風の見こみがある場合の大型クレーンの取り扱い
マニュアル通りの処置をしなかったという関電の管理のズサンさに
あります。
そして2月9日午前10時(日本時間同午後6時)ごろ、フランス北西部
のフラマンビル原子力発電所で"爆発"があったのち火災が発生し
従業員5人が軽い中毒症状となった事故がありました。
爆発は原発敷地内の機械室で発生したとみられ、火災の方は数時間後
に鎮火できたそうです。が、爆発を受け、原子炉1号機の運用は停止
させたという事故でした。
いずれも「放射能漏れ」はなかったようですが、「たまたまの幸運」と
私たちは考えておいた方がいいでしょう。
とにかく「原発は大小の違いはあるけども、必ず「事故る」ものですから
原子力ムラとか規制委員会の田中委員長がいくら安全だから再稼働
するなんて言っても絶対信じちゃいけません。現に田中委員長は
再稼働の適合審査に適合したからといって「安全」を担保するもの
ではありませんと広言してるんですからね。
まったく、やっかいなものを我々の世代が作らせてしまいました。
とりあえずは「運転開始から40年で廃炉」の法律を電力会社に
守らせましょう。
☆動画 関電高浜 大型クレーン倒壊事故