本日、元桜美林大学教授で鶴巻温泉在住の「李素貞」さんが副会長で実質主宰者
としてまとめている「日中口述歴史・文化研究会」が創設15年を迎え、それを
記念する研究大会がZOOMで162人が参加して、13時から17時まで
休憩なしで開催され、私もZOOM参加しました。
冊子「緑のはだの」編集長のMさんが理事を務めて研究をライフワークとして
参加しており、本日もいくつかの研究発表をするので、どんな講演なのかの
興味もあったのです。
この会の目的は、歴史家や学者が書く日中の歴史でなく、ごくごく普通の
民間人が生で経験したことをインタビュウして聞き出し、その中から埋もれた
事実を拾い出してまとめ、歴史の真実を次世代の人達につなぎ、日中間の
友好関係の深まりに寄与しようというものなんですね。
本日も92歳のSさんが「731部隊の少年隊員(14歳で配属)の体験」を、
94歳のHさんが「新京に流行したペストの体験」を、98歳の元日本軍兵士
Kさんが「軍隊経験」を証言してくれ、興味ある体験を聞くことができました。
また理事のMさんを含む4人が「531部隊の細菌戦に関する調査研究」
の成果と課題を発表され、ほとんど日本の歴史の中に埋もれている、
家畜(特に馬)の防疫部隊で、実は細菌戦の研究部隊であった「531部隊」
について、ある程度の資料と内容の把握が出来た報告がありました。
結局、トイレにもいかず4時間の内容を楽しませてもらいました。