秦野住みよいまちづくり協議会(まち協と略)の故郷を深く知るシリーズ
の第一回目の企画イベントとして「秦野市の地質」についての主催講演会を
本日西公民館集会室Dで満員の約40人の参加を得て開催しました。
講師は県立温泉地学研究所の小田原啓研究員です。
神奈川県の地下では、地球表面を構成するプレートのうちの3枚(北米
プレート、フィリピン海プレート、太平洋プレート)が重なり衝突している
そうです。そのため世界有数の変動帯と言える地域のなので、県民の安全・
安心を脅かす地震・火山噴火、自然の恵みである温泉・地下水は、すべて
こうしたプレートの運動に関わってくるため、温泉地学研究所が設立され、
プレートの動きに関係する様々な地学現象の解明に取り組んでいるということ
でした。秦野市内に存在する「秦野断層」「渋沢断層」の断層の位置、
活動した時期が紹介されました。秦野断層系は計5本、総延長7.8km、
渋沢断層系は約2500年以降の縄文時代に活動した可能性がありますが
詳細調査は未着手だそうです。
普段、護憲、脱原発、食と農問題を中心に市民活動をしている私にとって
「防災」に関係する話題は非常に新鮮なテーマでしたので、自身としては
面白く為になった講演会となりました。
まだまだ、「秦野の歴史」「秦野の農業」「秦野市の防災」とか知りたいこと、
知らなくてはいけないテーマはあると思います。そういう現況・文化・歴史を
踏まえたうえで「はだのらしい特色を」まちづくりに生かせればいいな
と思いました。
PCが1週間使えなかったためか、画像がうまくブログに挿入できないのが残念です。