夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

新潟県「佐渡市」は朱鷺との共生で、有機農法と生き物・環境を守る島

昨年の10月に中のゼロホールをメイン会場にして、オンラインで

結び約4000人弱が参加して大成功に終わった「全国オーガニック

給食フォーラム」を契機に、今年6月2日に「全国オーガニック

給食協議会」が設立されました。その協議会が今年の11月に

米どころ新潟県佐渡市で第2回の「「全国オーガニック給食

フォーラム」を開催することを決め、現在準備作業にあたっています。

 

私は、何で佐渡が島で開催するのかの理由が分かりませんでしたが

調べて見てわかりました。

 

ユネスコで「世界農業遺産(GIAHS:ジアス)という、国連食糧農業機関

(FAO)が認定する制度がありまして、佐渡島が朱鷺との共生を目指し

田んぼの生態系に配慮した「生きものを育む農法」の取り組みや、

棚田などの美しい景観、昔から受け継がれている伝統的な農文化が

評価され、島全体が「朱鷺と共生する佐渡里山」として

2011年(平成23年)6月に日本で初めて認定されたそうです。

(2020年(令和2年)6月時点では、世界で22カ国62地域で

(日本では11地域)が認定されています)

 

ジアスは、世界各地の優れた農業の事例を蓄積・共有し、持続可能な

資源管理・活用の基盤を築くこと。環境の変化に適応しながら先祖代々

受け継がれてきたシステムを重視し、農法や土地利用だけでなく、

生態系・景観・習慣なども含めて地域資源として考え、次世代への

継承を目指すとしています。

 

佐渡が日本で初めてにんしょうを得た理由は次の三つです。

 ①農業生産システムに「朱鷺と暮らす郷づくり認証制度」を導入し、

  消費者と連携しながら島全体に拡げていること。

 ②生物多様性保全型農業と農業経済が連携し、持続的な環境保全

  体制を構築していること。

 ③佐渡金山が風景と文化に大きな影響を与え、生物多様性と農業

  生産活動をはぐくむことによって、農村コミュニテイを保全

  してきたこと。

 

第2回「全国オーガニック給食フォーラム」の会場に佐渡市が選ばれた

理由が理解できました。秦野市だって、世界農業遺産認証取得に

挑戦できるかもしれませんよ。

☆動画  朱鷺と共生する佐渡里山

   

www.youtube.com