本日は長文になるかもしれませんが、ぜひお目を通していただきたいと思います。
安倍自公政権が裏で進める「徴兵計画」です。
参議院で審議中の「安保法案(-戦争法案)」が国民の反対や慎重審議を無視して公聴会という
アリバイ作りをしたうえ、来週17日にも特別委員会採決を行いそのまま本会議採決にもちこもう
と動いております。
残念ながら、民意に耳を傾ける意思のないゼイキンドロボー議員が多数を占めている以上,強行採決
されてしまうと思ってます。
本当の勝負は私たちが「主権」を発揮できる来年7月の参議院選挙でしょう。
ここで戦争法案に賛成した議員をしっかり落選させてあげるのが次の政権選択選挙である衆議院選挙
で自民党・公明党・次世代の党、維新の党の賛成議員、民主党の賛成議員をそれぞれの地域でしっかり
チェックし落選させられれば「廃案」にできます。
自民党・公明党・次世代の党の立候補者も選挙となると「ワタシは実は反対でした」なんて平気で
ウソをつきますから、そこはよ~く見極めてくださいね。
集団的自衛権行使が容認されて自衛隊が米軍の下請けとして「兵站」に従事するようになれば必ず
死者がでて、政府とメデイアは前の戦争と同じく報復をあおり軍需産業は大喜びするでしょうが
自衛隊への志願者は激減することになるでしょう。だれだって外国を守るために殺されるのは
イヤですから。
(過日の鬼怒川堤防決壊に伴う水害で救難にあたる自衛隊ヘリコプターの大活躍を見て、使命感に燃え
自衛隊に志願したいという若者がいたと思います。自衛隊は専守防衛に必要な装備は残したうえで
「災害・人道・飢餓・復旧救援隊」に特化した組織に変えて世界に派遣すれば感謝こそされ、決して恨みを買う
ようなことにはなりません)
そこの対策として政府、とりわけ防衛省は、自衛隊志願者激減時の隊員確保策として「裏の計画」を検討
しているハズです。
いままでオープンになってるものをピックアップしてみます。
1.新制度 インターンシップ・プログラム
・審議中の参議院特別委員会で辰巳孝太郎議員(共産)、山本太郎議員(生活)が質問して
明らかにし政府と防衛省を追及しました。
・防衛省が2013年7月に作成した(2年前の7月にですよ)「長期 自衛隊インターンシップ・
プログラム(企業と提携した人材確保育成プログラム)」です。
内容は・・・
・企業側で新規採用者等を2年間、自衛隊に「実習生」として派遣する。
・自衛隊側では当該実習生を「一任期限定」の任期制士として受け入れる。
・受け入れ期間中の給与等は官側で負担し、かつ企業側になんらかの税制優位の方策を実施する。
*やっと正社員で採用されたと思ったら、会社の「業務命令」で2年間自衛隊に勤務させられる制度です。
安部首相は8月25日の質疑で「徴兵制、徴兵制と、はやす人々は全く無知と言わざるとえない」」
例によって大ウソ回答をしてこの案の提案をした経済同友会の前原金一(当時 専務理事)の個人的
な案だと責任を転嫁していたが、防衛省が作った資料なんですから防衛省・政府がからんでいない
はずがありません。
*ヒゲの佐藤議員や安部首相はいまの防衛機器はハイテク化しており相当期間の教育訓練が
必要なので徴兵制で集めた未訓練の兵士は使い物にならないので、徴兵制はナンセンスなと
言ってますが、アメリカ軍に下請けで「兵站」を担当する場合、運転とか荷物点検や荷物運搬等の
単純作業要員にはある程度の訓練でも可能ではないでしょうか。
*経済団体がこんな提案をしたこと自体、日本は何かが狂ってきたと考えざるを得ません。
2.現行制度のハードルを下げて志願者を増やす。
・現在、自衛隊貸費学生っていう「奨学制度」があるのをご存じでしたか?
・技術系、医学系の学生に対し「返済不要の”奨学金”で学業に専念!」との大ウソ宣伝文句で
幹部候補生の志願を募ってる制度です。
「返済不要の奨学金」と大々的に宣伝しながら、実態は卒業後4年以上自衛隊に勤務した場合
に返済が免除される条件になっており、4年未満で退職した場合は「全額返済!!!」なんです。
*まるで江戸時代、遊郭に身売りした花魁が年期があける(借金が返済できるまで)」まで解放されない
と同じようなハナシじゃないですか。
・現制度は幹部候補生として「試験」に受かったものが対象ですが、志願者が激減すればこの制度の
ハードルを下げて普通の大学生でも簡単に奨学金が受けられるように志願条件を甘くするんじゃないか
と疑ってます。
3.労働者派遣法改正による若者の貧困化を図る経済的徴兵制
・9月11日国会において、「労働者派遣法改正法案」が可決・成立しました。
・従来派遣業種はある程度限られてましたがその枠を大幅に広げ、なおかついままで有期限
であった派遣業務を3年ごとに「人」を変えれば、永久に派遣社員でその業務をまかなうことが
できるという企業にとって人件費を削減できる内容のようです。
・一生派遣で終わる人生を送る人が増えそうですね。
・生活はきゅうきゅうで住んで食べるのがやっと、お金がなくて結婚もできない。それじゃあ
いのちの危険はあるけどウンを天に任せて自衛隊にでも志願するか。一応公務員だから
自衛隊に入ればいまの貧しい生活からは抜けられそうだから、しょうがないや!
・160万円程度の年収しか一生得られない哀しき派遣社員はこの道を選ぶかも知れません。
・まさに「経済的徴兵制」ですね。
4・憲法の解釈改憲による徴兵制の実施
自公政権は、得意手をいつの日か使うかも知れません。
・従来の憲法は・・・
・第18条 何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない。又、犯罪に因る処罰の場合を除いては
その意に反する苦役に服させられない。
→この条項が「徴兵制」をとらない条項とされてきましたが、(兵役は奴隷的拘束や意に反する
苦役ではない、国民の義務のひとつの解釈。だと先の戦争がそうでした))と解釈を変更
するかも知れません。暴走・独裁政権にとってはこんなことはなんでもありません。
・2012年に公開した自民党の憲法改正草案はこうなってます。
・(身体の拘束及び苦役からの自由)
第18条 何人も、その意に反すると否にかかわらず、社会的または経済的関係において身体を
拘束されない。
2. 何人も、犯罪による処罰の場合を除いては、その意に反する苦役に服させられない。
→深読みすれば「何人も徴兵制に賛成だろうが、反対だろうが社会的か経済的関係においては
身体を拘束できないが、軍事の必要があるときは徴兵制で身体を拘束できる」とヘソ曲がり
のワタシは読んでしまいます。(現行憲法は「いかなる」ですからね。自民案は
拘束できない条件をワザワザつけてます。と、云うことは身体的拘束ができる条件が
別に存在する?ということですよね)
せっかく大企業に正社員で採用されたら2年間自衛隊に業務命令で送られ、派遣社員に甘んじると覚悟した
若者は一生結婚もできず貧しい生活を送るか自衛隊に志願せざるを得ない状況に追い込まれる。
自衛隊が世界から感謝される人道支援組織なら「やりがい」もあるが、米軍の下請けとして海外に派遣
され、「荷物運び」をさせられたうえ、運こんだ軍需物資で米軍が空から人殺しをする手伝いをさせられ
ひいては自分たちに恨みのこもった弾丸やテロで襲撃される。
いやはや、いまの若者たち、ほんとうに気の毒です。
来年夏の参議院選挙で「国民主権」がどうゆうチカラを持ってるかを政権から引きづり下ろすことに
よって、ゼイキンドロボー議員たちに目にもの見せてやりましょう。
と、いってもこんな自覚を持ってる大学生はほんの一握りなんですよね。
後悔 先にたたず・・・ はやく目覚めてほしいです。
☆動画 #山本太郎#安保法案 ニュータイプの徴兵制だと追及!
https://www.youtube.com/watch?v=kmoGKw4ygRo
☆検索 <返済不要の”奨学金”で学業に専念!> 防衛省
で検索してみてください。詳しい条件が解ります。