夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

文化庁が伊勢原市の「大山詣り(まいり)」を日本遺産認定

みなさま、文化庁が2015年(平成27年)に「日本遺産」制度を創設したのをご存じでしたか?

世界遺産ではなくて日本遺産ですよ、日本遺産!    私はこんな制度が出来てたことを知りませんでした。

初年度(2015年)に18件が認定され、2016年度として25日に19件の日本遺産が認定され公表
されました。

その中に伊勢原市が申請したストーリータイトル「江戸庶民の信仰と行楽の地~巨大な木太刀を担いで
大山詣り」が入り、伊勢原市は市をあげて大喜びしてます。

鶴巻温泉駅は伊勢原市秦野市の市境にあり北に行けば伊勢原市、南は秦野市に位置しており
私は現在地に転居する前12年間伊勢原市民でしたから、元伊勢原市民として明るいニュースとして
受け止めました。

日本遺産は、地域の有形・無形の文化財をパッケージ化し、歴史的魅力や特色を通じて日本の
文化や伝統を語るストーリーを文化庁が認定するもので、地域の活性化を図る事を目的としてます。
2020年の東京オリンピックまでに全国で100件程度の認定を計画してるそうです。

今回、神奈川県からは「伊勢原市の「大山詣り」と、鎌倉市の「いざ、鎌倉」~歴史と文化が描く
モザイク画のまちへ~の2件が認定されました。

伊勢原市大山詣り」が認定されたストーリーの概要です。

 *江戸庶民の信仰と行楽の地
  ~巨大な木太刀を担いで「大山詣り]~

  大山詣りは、鳶などの職人たちが巨大な木太刀を江戸から担いで運び、滝で身を清めてから
  奉納と山頂を目指すといった,、他に例をみない庶民参拝である。そうした姿は歌舞伎や浮世絵
  にとりあげられ、また手形が不要な小旅行であったことから江戸庶民の興味・関心を呼び起こし
  江戸の人口が100万人の頃、年間20万人の参拝者が訪れた。
  大山詣りは、今も先導師たちにより脈々と引き継がれている。首都近郊に残る豊かな自然と触れ合い
  ながら歴史を巡り、山頂から眼下に広がる景色を目にしたとき、大山にあこがれた先人の思いと
  満足を体感できる。(伊勢原市文化財サイトより転載)

それでは、古典落語大山詣り」を、古今亭志ん朝師匠の名人芸でお楽しみ下さい。

     ☆動画      落語「大山詣り」    古今亭 志ん朝

           https://www.youtube.com/watch?v=RzRhFMOP_1w       40:51