夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

「三越本店」と「切り絵個展」と「国家緊急権勉強会」

昨日の午後は充実した半日でした。

日本橋三越本店からすぐ近くのギャラリーで切り絵作家「冗快」さんの個展を見に行ってから
横浜の関内にある神奈川県弁護士会館で開催された「国家緊急権」の講演会に行ってきたんです。

まずギャラリーに行く前にこのたび国の「重要文化財」の指定を受けた日本橋の「三越本店」
を覗いてみました。重要文化財となったこの本店建物は1914年に竣工しているので、もう102年を
経たいまでも、ほとんだ変わらない姿で買い物客に親しまれてるんですね。

西洋古典様式に則った外観デザイン、重厚な色調の三越劇場幾何学模様の5階吹き抜けの中央
ホール、アールデコ調の特別食堂、6ケ所の塔屋などが文化財として評価されました。
(設計は現:横河建築設計事務所

私は充重要文化財指定記念に「建物外観」「正面玄関左右にあるライオン像」「中央ホールの巨大
観音像」の写真を撮ってきました。

そして切り絵作家「冗快」さんの個展・・・

切り絵冗快さんは、岡山拠点に活躍してるカントリークイーン「オリーブ」さんの中毒患者仲間として
知り合いとなり、都内で個展を開いてる時に何回か行ったことがあります。

「切り絵」の作品は細かい作業でシロートにはどうやって作品に仕上げるのか全然想像が出来ませんが
とにかく「精巧」で展示されてる全ての作品に温かみと絵柄にノスタルジーを感じました。

そこで、3~40分おしゃべりした後横浜の関内に神奈川弁護士会館5階の会議室に移動。

講師は日弁連憲法問題対策副本部長の「伊藤 真(まこと)」弁護士

伊藤さんの憲法についての講演は「難しいことをやさしく説明」してくれるので、全国からの
講演依頼で引っ張りだこの弁護士さんで、安保法制違憲訴訟の会・共同代表としてのリーダー
としても活躍してる、とても有名な弁護士さんです。

主催者が準備した神奈川弁護士会館の5階会議室の収容は100名なのに、予約不要、入場無料
とあって152名が参加し用意した資料が不足し追加コピーに手間取り開始が10分程度ずれ込む
ほどの講演会でした。

講演内容は自民党が2012年に公表した「日本国憲法改正草案」で追加した新規条項「緊急事態条項」
は本当に必要か?ということを現行憲法の成り立ちから始めて、ナチスの例、現行憲法になぜ
条文化しなかったのか、他国の状況は、現有の法律で緊急事態にも対処できるということを、
歴史と理論、データを使い非常に納得できる理論づけを行い・・・

◎緊急事態条項は、不必要のみならず「有害」である!と、結論づけるものでした。

また無償で配布された「レジュメ」も参考書といっていいくらい充実した内容で、これを読み直せば
さらに理解が深まるほどの出来栄えのものでした。さすがの伊藤さんです。

     ☆画像     上から

       ・重要文化財となった「日本橋三越本店

       ・冗快さんの「切り絵個展」会場の一部

       ・「国家緊急権」学習会会場    最前列だったので講師撮影は出来ませんでした。
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