夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

DVD「テロリストは誰?」

昨日、9条の会・はだのの女性スタッフSさんから
お借りしていたDVD「テロリストは誰?」を観ました。
(本日開催の九条の会スタッフ会議で返却するため)

この映画は米の平和運動家フランク・ドリルさんが
既作品10本のドキュメンタリーを約120分に編集
し直しオムニバス作品として2004年に公開した
ものです。

米国政府が俗に第三世界(発展途上の国々)に
対して仕掛けてきた「数々の戦争や政権転覆の陰謀
の深層」を描いた作品で、「国家としてテロを行って
来たのは、実は米国自身ではないのか?」と激しく
問いかけます。そして、この事実を、海外で米軍が
本当は何をしているかをアメリカ人自体が知らされて
いないことが問題だと指摘しています。

見終わった私は「テロとの戦争を口実に武力を使う
米軍こそテロリストだ!」と軍需産業のために人殺しを続ける米国こそテロ国家だと断定できる思いです。

全部は紹介出来ませんので私が印象に残ったところ
だけ紹介しておきます。

一番は米国は戦争していないとクニが成り立たない
構造の国家だということ。そんな国と同盟関係を強化
して、自衛隊を米軍の下請けに差し出すなんて、とんでもないことだ。安保関連法法制は絶対に廃止させ
ねばならないということ。二番目は戦争国家である
けど、民主主義国家として機能してる健全な部分
もまだ少し残ってること。

特に、米国元司法長官が米政策を堂々と批判している
ところに感じました。日本で言えば金田法相が辞任後
安倍首相の政策の誤りをメデイアに向かって堂々と
批判するようなもんですからね。

それから、作品の中で紹介されるマハトマ・ガンジー
の言葉。

  ☆非暴力のもとに団結すれば、こどもや女性
    病気で弱り切った老人さえも、屈強の政府に
    対して挑戦できる強い精神さえあれば、 
    単なる肉体的な弱みなど障害にならないのだ。

そして、この映画のガイドブックでジャーナリスト
伊藤千尋」さんが述べてる言葉

  ☆テロという言葉は、本来フランス革命の際に
    反政府派の市民を殺した当時の独裁政権
    つけられた言葉である。本来は国家による
    市民の人権弾圧を指した。

最後はやはりこの映画のガイドブックに書かれた、
日本語版のプロデューサーきくちゆみさんの記事

  ☆思慮深く、献身的な小さな市民グループ
    世界を変えられるということを疑ってはいけ 
    ない。かって世界を変えたものは、実際
    それしかなかったのだから。

それから、ちょっと余談ですが最後の作品ブライアン・
ウイルソンの癒し編の冒頭、米で著名のカントリー 
シンガーで俳優でもあり、作曲家でもあるクリス・
クリストファーソンが登場したのには少々驚きました。

でもって、映画には全然関係ないですが、クリス・
クリストファーソンの動画もついでにUPしちゃいました。

   ☆動画  Help Me Make it Throgh  the  Night
         ~Kris Kristofferson (画面左側)     3:57